賃貸住宅に住むうえで、近隣住民とは可能な限り良好な関係を築いていきたいものですよね。
自分自身にとっては"ちょっとしたこと"であっても、周りに住む方にとってはストレスになるようなことは日常的に起こりうるものです。
そのような中、近隣住民同士で最も起こりやすいトラブルはどのようなものか、ご存じですか?
いくつか思い浮かべることがあるかと思いますが、実は、生活音や楽器による騒音がトラブルへの発展事例が最も多いのです。
そこで今回は、賃貸住宅で最もトラブルの多い騒音問題について、発生理由とその対策についてご紹介いたします。
これから賃貸住宅を借りる予定の方は騒音被害を受けない・受けさせないためにもぜひ参考にしてみてくださいね!
\墨田区菊川の賃貸物件はお任せください/
弊社へのお問い合わせはこちら賃貸住宅において多発しやすいトラブルとは?
賃貸住宅において近隣の方との間に起こるトラブルの多くは、下記のようなものが挙げられます。
●ゴミ出しのルールが守られないことによるトラブル
●共用部分の利用マナーが守られないことによるトラブル
●駐車場に契約者以外の人が車両を停めることによるトラブル
●生活音や楽器などによる騒音トラブル
それぞれについて、トラブルに発展する理由についてみていきましょう。
ゴミ出しのルールが守られないことによるトラブル
ゴミ出しのルールがもとになるトラブルは、指定日以外に指定のゴミを出してしまい、ゴミ置き場に長らく置かれたままになることで起こります。
生ゴミなどが出されていた際は異臭・悪臭の原因となりますし、ほかの住民も指定日以外にゴミを出しはじめ、しまいには住民全体がルールを守らなくなってしまう可能性もあります。
共用部分の利用マナーが守られないによるトラブル
賃貸住宅における代表的な共用部分とは、それぞれの部屋に通じている通路や廊下などが挙げられます。
一般的にはあまり知られていませんが、バルコニーやベランダなども共用部分に含まれます。
実は、共用部分についてのルールは、どの賃貸マンション・賃貸アパートでも同じであり、一つのルールで統一されているのをご存じでしたでしょうか。
原則として、共用部分(廊下や通路など)に私物を置くことはできませんが、玄関の前などに物をおいてしまうケースが多いようです。
廊下が狭い造りになっている賃貸住宅においては通り道がさらに狭くなる可能性もあり、通るたびにストレスが溜まっていくことが予想されます。
駐車場に契約者以外の人が車両を停めることによるトラブル
住民間のトラブルとして二番目に多いのが、違法駐車・無断駐車によるトラブルです。
引越しや待ち合わせのために、一時的に駐車場に車を停めてしまうことで契約者が車の出し入れができなくなるケースが多く、トラブルに発展してしまうことも多々ある事例です。
短時間でも、周りへの影響は大きいため車をお持ちの方は気をつけるようにしましょう。
どのトラブルも些細なことではありますが、頻繁に上記のような事例が起こってしまうと、近隣住民の不満を募らせることになり、結果的にトラブルへ発展してしまいます。
中でも、トラブル事例の多い「生活音や楽器による騒音」は、ときには事件まで発展しまうことも多いため、管理会社側も頭を悩ませることが多い問題です。
実際に、騒音によるトラブルがきっかけで引越しをしなければならない状況に陥ったり、精神面に大きなダメージを残したりするような事例もあり、枚挙にいとまがありません。
そんな騒音トラブルについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
要チェック|賃貸物件契約に欠かせない内見とは?流れやチェックポイントなどをご紹介!
賃貸住宅で起こりやすい騒音トラブル。その発生理由とは?
騒音の発生源にはどのようなものがあるのか
一般的に騒音の主な発生源は以下のようなものが挙げられます。
●洗濯機、掃除機、エアコン室外機などの住宅用機器
●浴室や便所の給排水音、扉の開閉音などの住宅用設備
●テレビ、ピアノ、ステレオなどの音響機器
●人の声や足音、ペットの鳴き声などの生活・行動
どの発生源も生活していくうえでは必ず出てしまう音であるため、知らぬ間に周りの人々に迷惑をかけてしまっていることが多いものです。
不特定多数の入居者が同一の建物に生活するマンションやアパートなどの集合住宅では戸建てなどと比較しても、騒音問題がトラブルに発展しやすい傾向にあります。
騒音となる基準について
騒音かどうかの判断は個人差がありますが、世間一般における騒音とはどれくらいの基準で判断されているのでしょうか?
騒音の程度は発生状況(時間帯や音の大きさ、内容など)や居住環境、周辺環境などの要因にも左右されることがありますが、大まかな目安として「受忍限度」があります。
受忍限度とは、社会生活を営むうえで我慢すべき限度のことを指しますが、騒音における基準は40~60デシベル以下が限度とされています。
40~60デシベルの音のイメージとしては、「閑静な住宅街の昼間の音」や「図書館などの公共施設」が挙げられます。
洗濯機や掃除機などの比較的大きな音の出る家電は60デシベル前後といわれておりますので、時間帯によっては騒音となる可能性が大きくあります。
音が通りやすい夜や早朝の使用は控えたほうが賢明といえるでしょう。
おすすめ記事|賃貸物件の駐車場の種類って?メリットやデメリットを種類別にご紹介!
賃貸で騒音トラブルを防ぐための防音対策について
最後に、近隣住民の生活音や外の音が気になる方に向けて、自分自身でもできる防音対策についてご紹介いたします。
防音対策は自身の生活音を抑えることにもつながりますので、ぜひ参考にしてみてください!
防音・遮音カーテン
防音カーテンや遮音カーテンは音を受け止めて吸収したり、遮ったりする効果があります。
外から入ってくる音を抑えることができ、また部屋から漏れる音を抑えることもできます。
カーテンには紫外線を抑える遮光効果や断熱効果もありますので便利なアイテムの一つです。
これらのカーテンによって、室内から屋外へ漏れる音を半減させるほどの遮音効果が見込めるといわれているので、ペットを飼っている方やお部屋で楽器の練習をしたいという方にはおすすめのアイテムです。
平均価格は6,000円~8,000円で比較的購入しやすい防音アイテムといえますね。
防音シート
防音シートは防音カーテンと同様に、吸音と遮音の機能を持っている防音アイテムです。
賃貸物件で防音シートを使う際は次のポイントをチェックしながら、目的や好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
●設置が簡単で後が残らないようなもの
●分厚く扱いやすいもの
●部屋のデザインにあったもの
賃貸物件では退去時の原状回復処理が必要になる可能性があるため大掛かりな防音対策はしづらいですよね。
取り付けが簡単で、壁に傷がつかないような防音シートを活用することでお手軽に防音対策をすることができます。
また、防音効果を高めるためにも厚手のものを選ぶことをおすすめします。
デザインにこだわりたい方はお部屋の配色にあったものを選ぶことで、お部屋にアクセントをつけることもできますよ。
おすすめ|江東区の賃貸物件一覧
まとめ
今回は賃貸物件において発生しやすい住民間のトラブルについてご紹介いたしました。
トラブルの原因のほとんどが、何気ない生活音や行動が気づかぬうちにご近所の方の不満を募らせていることだといえます。
特にトラブルに発展しやすい騒音については防音対策などの工夫をするとよいでしょう。
しかしながら、防音アイテムを活用するだけでは十分な対策とはいえないこともありますので、お部屋を探す際は、防音対策が整った物件を選ぶなど入居前に設備を確認することをおすすめします。
入居後に快適で安心安全な暮らしを続けていくためにも、トラブルを想定しつつ慎重に物件を選びましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら