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賃貸物件でも建物構造は大切!構造から見る賃貸物件の選び方を解説!

カテゴリ:不動産豆知識

賃貸物件でも建物構造は大切!構造から見る賃貸物件の選び方を解説!

賃貸物件を決めるとき、間取りや家賃だけを見て決めていませんか?
間取りや家賃から決めるのも大切ですが、住みやすさに関わってくる「建物の構造」を確認することも忘れてはいけません。
なぜなら、構造によって「耐久性・耐震性・遮音性」などが変わってくるからです。
今回は、「構造の特徴からみる賃貸物件の選び方」を解説します。
これから部屋探しをする方は、参考にしてください。

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構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれの特徴

構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれの特徴

賃貸物件の建物の構造でよく見られるのが、「木造・RC(鉄筋コンクリート)造・SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造・S(鉄骨)造」の4つの構造です。
まずは、それぞれの構造の特徴を確認していきましょう。

木造の特徴

木造にも、木造軸組工法と2×4(ツーバイフォー)工法の2種類の工法があります。
木造軸組工法は昔ながらの工法で「在来工法」とも呼ばれ、点と点を結ぶように軸組をしていくのが特徴です。
2×4工法は北欧から輸入された面を作って建物を建てていく工法で、主にログハウスや輸入住宅、近年では一般住宅にも取り入れられることが多くなりました。
これらの木造の特徴は、木の温かみが感じられ、吸水性と断熱性があることです。
日本の四季ははっきりしているので夏には高温多湿、冬はとても寒くなることも。
木造には吸水性があるので夏の湿気にも強く、断熱性は冬の寒さにも耐えることができます。
また、木造に使用される木の多くは日本原産のものなので手に入りやすく、他の構造に比べて安価に仕上げることができるので、家賃も安いことが多いです。
国が定めた減価償却の期間である「法定耐用年数」は22年とされています。

RC(鉄筋コンクリート)造の特徴

RC(鉄筋コンクリート)は、鉄筋で骨組みをしたところに、コンクリートを流し込んで補強している構造のことです。
RC造の特徴は、なんといってもその強度です。
RC造「法定耐用年数」は47年とされており、木造の2倍以上。
この数値からもRC造の耐久性がわかりますね。
鉄筋の伸縮性と圧縮に強いコンクリートを使用することによって、お互いのデメリットを補いあっています。
また、RC造は耐火性・耐震性にも優れているので、家事や地震などの災害時も火が燃え移ったり、倒壊したりする可能性が低いので安心です。

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造の特徴

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造はその名の通り、鉄骨造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた工法です。
鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、そこにコンクリートを流し込むため、RC造よりも細い柱や梁で強度の強い建物を作ることができます。
大規模な建物や高層マンションに使用されることが多い構造方法です。
SRC造の「法定耐用年数」もRC造と同じ47年とされています。

S(鉄骨)造の特徴

S(鉄骨)造は鉄骨を使用した構造で、厚さ6mm以下の鉄骨を鋼材にした「軽量鉄骨造」、厚さ6mm以上の鉄骨を鋼材にした「重量鉄骨造」の2種類に分類されます。
鉄骨造は、倉庫や体育館などの広い空間を造るときに採用されることが多いのですが、費用が安いことからアパートや住宅に採用されることも多いのです。
重量鉄骨造は、少ない建材でも広い範囲を支えられるため窓や壁の位置を自由に決めることができ、リフォーム時にも間取りの変更をしやすいのがメリットです。
S(鉄骨)造の「法定耐用年数」は34年なので、RC造とSRC造よりは10年程短くなりますが、メンテナンスをしておけば長く住み続けることができます。

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構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれのメリット

構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれのメリット

「木造・RC(鉄筋コンクリート)造・SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造・S(鉄骨)造」のそれぞれの特徴がわかりました。
ここでは、それぞれの構造のメリットも確認していきましょう。

木造のメリット

・日本の気候に合った素材
木には調湿機能があると言われており、湿度が高いときに木材に湿気を溜め、湿度が低いときには溜めておいた湿気を放出して乾燥を和らげてくれます。
日本の夏は高温多湿なので、自然に湿度が調節できることがメリットです。

・コスト
木造は木材で構造体を作るため、木材が手に入りやすく基礎工事にも手間がかからないことからコストを抑えることができます。
賃貸物件で建てるコストを抑えられると家賃も抑えることができるので、木造の賃貸物件は他の構造に比べて家賃が低いことが多いようです。

RC(鉄筋コンクリート)造のメリット

・耐久性と耐震性
RC造のメリットは先ほども書いたように、耐久性・耐震性に優れている事です。
コンクリートは圧縮性があり、RC造では面で構造を作っているので地震による横揺れの負荷を分散できます。

・遮音性が高い
RC造は気密性が高く、重量もあるので遮音性が高いこともメリットのひとつです。
外の騒音や、上下階の足音もあまり響きません。

・耐火性がある
RC造は火に強く、家事により焼け落ちてしまうことはほぼありません。
よって、木造に比べて火災保険が安いこともメリットと言えます。

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造のメリット

SRC造のメリットはRC造とほぼ同じですが、SRC 造のほうがRC造よりも優れている点があるので、そちらを紹介します。

・小さい梁と柱での構造が可能
SRC造は柱の中に鉄骨が入っているので、鉄筋コンクリート部分をRC造よりも薄くしあげつつ、強度を保つことができます。
柱や梁が細いので部屋の圧迫感がなくなり、空間の自由度が高いのがメリットです。

S(鉄骨)造のメリット

・耐久性がある
S造は柱で建物を支えているため、木造よりも耐久性があることがメリットです。

・耐火性がある
鉄骨も火力に強いので、災害時にも安心です。
耐火被覆の処理をしておけば、さらに耐火性が強くなるので火災保険の料金を抑えることができます。

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構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれのデメリット

構造からみる賃貸物件の選び方!構造とそれぞれのデメリット

ここまで、それぞれの構造のメリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
ここでは、「木造・RC(鉄筋コンクリート)造・SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造・S(鉄骨)造」のデメリットを解説します。

木造のデメリット

・他の構造に比べて強度が劣る
木造はRC造やSRC造に比べると、どうしても強度は劣ってしまいます。
ですが、定期的なメンテナンスを行えば長く住み続けることもできるので、安心してください。

・燃えやすい
木造は木材を使用しているので、燃えやすいことがデメリットです。
火事が起きたときには全焼してしまうことも。そのため、他の構造に比べて火災保険の料金が高くなってしまいます。

RC(鉄筋コンクリート)造のデメリット

・夏は暑く冬は寒い
RC造は熱伝導率がいいので、外部からの影響を受けやすく「夏は暑く、冬は寒く」なってしまいます。

・カビやすい
気密性が高いRC造では、湿気がこもってカビが発生しまうことも。
除湿器などを使用して、湿気対策をしっかりしなければなりません。

SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造のデメリット

・費用が高い
SRC造は、他の構造に比べて耐久性が強い分、費用も高くなってしまいます。
建築費用が高くなると、もちろん家賃も高くなってしまうので、居住者によってはデメリットに感じてしまうでしょう。

S(鉄骨)造のデメリット

・遮音性が低い
S造では柱や梁の数が少ないので、気密性が低いことから遮音性が低くなってしまいます。
遮音性が低い建物は、足音や掃除機をかける音などの生活音が響きやすくなってしまうので、賃貸物件ではデメリットに感じるでしょう。

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まとめ

今回解説したように、構造は生活環境に大きく関わってきます。
そのため、物件探しの際には構造で選ぶことも大切です。
それぞれの構造の特徴を把握して、快適な部屋探しをしましょう!

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