賃貸での引っ越しの際、忘れてはいけないのがライフラインの手続きです。
さらに申し込みや電話確認などは原則入居者自身でおこなわなくてはなりません。
では具体的にどのような手続きが必要なのでしょうか?
この記事では賃貸で必要なライフラインの契約をテーマに、方法や退去時の注意点をお伝えします。
引っ越しを検討中の方や、退去時と入居時のライフラインで困っている方はぜひ参考にしてみてください。
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賃貸での引っ越しの際に必要なライフラインは電気、ガス、水道です。
物件によって異なりますが、基本的には3つとも同じような流れで手続きをおこないます。
電気を使えるようにするには?
ライフラインのなかでも、電気は優先的に開栓すべきライフラインといえます。
照明や電子レンジ、洗濯機など生活するうえでないと困る家電の稼働に必要だからです。
真夏や真冬であれば、エアコンやファンヒーターを使うためにも電気が必要でしょう。
電気は電話かインターネットを使って電力会社に連絡します。
いつから使うのか、アンペア数はどのくらいなのか、料金の支払い方法などを伝えればOKです。
引っ越し先に使用申込書という書類が置いてあれば、それを使って申し込みします。
玄関付近やポスト、メーターやブレーカーの近くにあることが多いのでチェックしてみてください。
なかには電力会社に連絡しなくても電気が使える物件があります。
電気を供給する元栓のようなものは基本的にそのままなので、ブレーカーを上げれば電気がつくのです。
しかし使えるからといって使用開始の申し込みをしないままでいると、電力会社とトラブルになる可能性があります。
そのため引っ越しが決まったら、可能な限り早めの連絡を心がけましょう。
また2016年に電力の自由化が開始され、好きな電力会社を選べるようになりました。
料金やポイントの有無などで選べるので、好きなところを選んでみてください。
なかには不動産会社や物件のオーナーが電力会社を指定している場合もあります。
ガスを使えるようにするには?
ライフラインの1つ、ガスも電気と同様、電話やインターネットでおこないます。
都市ガスなのかプロパンガスなのかは賃貸によって異なるので、指定の場所へ開栓の依頼をしましょう。
当日はコンロや給湯器の不具合をチェックし、ガス漏れがないかどうかを調べるため、入居者も一緒に開栓をおこないます。
そのため、あらかじめスケジュール組んでおかなければなりません。
また3月から4月、9月は引っ越しシーズンとなりガス会社も忙しくなります。
「希望日に開栓してもらえない」といった事態を防ぐためにも、早めの連絡を心がけましょう。
使えないと食事の支度ができなかったり、お風呂に入れなかったりと、生活に支障が出るライフラインでもあります。
家族が多かったり小さなお子さまがいたりするなら、なおさら必要でしょう。
賃貸でガスを使った暖房器具(ファンヒーターなど)を使う場合は、寒い思いをしないよう気を付けたいですね。
水道を使えるようにするには?
水道も賃貸における大切なライフラインの1つです。
使えないと食事の支度やお風呂に支障が出るだけでなく、トイレも使えません。
帰宅時に手を洗ったりうがいしたりできず、新型コロナウイルスの感染症対策も難しくなります。
そのため水道も速やかな連絡を心がけましょう。
水道は電話や申込書の郵送での申し込みがおこなえます。
ただし、日曜日や祝日は営業していない水道局があるので注意してください。
賃貸ごとに設けられているお客様番号を伝え、住所や名前、連絡先などを申し出れば完了します。
申込書を郵送する場合、玄関付近やポストに使用開始申込書があると思うので、記入して送付しましょう。
水道は使えないと人命にかかわるライフラインのため、水道メーターのなかにある水止め栓を回すだけで水を出すことが可能です。
ガスと違い設備のチェックもなく、入居者自身で作業しても問題ないのですが、水道局へ連絡しないままでいるとトラブルにつながりかねません。
無断で使い続けることがないよう、引っ越し日に合わせて済ませてください。
賃貸でライフラインの手続きをする際の注意点
電気の注意点
先ほどもお話ししましたが、引っ越し後すぐに電気を使える物件は多くあります。
しかし電力会社に連絡せずそのまま無断使用を続けていると、突然止められてしまうかもしれません。
そのため「使えるからいいや」「不動産会社がやってくれたのだろう」などと思わず、入居者自身で確認するようにしましょう。
無断で使い続けたあとに電力会社に連絡し、「引っ越し日は今日なので今日から使います」と偽っても、メーターの記録からバレる可能性が高いです。
もし連絡するのを忘れてしまった場合は、正直に伝えてください。
ガスの注意点
ガスは取り扱いを誤ると、爆発や一酸化炭素中毒を招く物質です。
万が一開栓してガス漏れが発生したら大変ですし、周辺の住民にも迷惑をかけてしまうでしょう。
そのためガスに限っては必ずガス会社立ち合いのもと、手続きをおこなうようにしてください。
またガス会社が引っ越し前と新居で異なる場合、もともと使っていた機器が使えなくなるのも注意点です。
プロパンガス→都市ガス、都市ガス→プロパンガスという風に変わる場合、機器を新しく購入する必要があります。
水道の注意点
水道は、賃貸によって立ち合いが必要というところが注意点です。
オートロックの場合は鍵を開ける必要があるため、一般的に立ち合いが必要になります。
また電気と同様、無断で使用を続けると延滞金を請求されることもあるので注意しましょう。
賃貸退去時のライフラインの解約方法は?
では賃貸退去時は、どのようにライフラインを解約すればいいのでしょうか?
電気を解約せずに退去してしまうと、申し込み完了まで料金が発生してしまいます。
そのため退去時には、必ず解約の申し込みを済ませましょう。
電気
解約は電話でもインターネットでもOKです。
退去時にはブレーカーを下げて退室してください。
また地域によって、凍結防止ヒーターというものが賃貸に設置されています。
とくに雪国などでは、冬にブレーカーを下げると排水管などが破裂する恐れがあるため、ブレーカーは下げないで退出しましょう。
凍結防止ヒーターがある賃貸の場合、解約時に電力会社から「退去時はブレーカーを下げないでください」と言われるかと思います。
ガス
ガスも電気と同様、電話かインターネットで手続きできます。
退去時にメーターのチェックがあるので清算後、支払いを済ませてください。
退去時に立ち会いは不要ですが、オートロックの賃貸やメーターが室内にある場合は立ち合いを求められることがあるでしょう。
水道
水道も電話かインターネットで解約できます。
ただし賃貸ごとに設けられているお客様番号がわからない場合、インターネットでの手続きはできません。
電話のみとなるので、注意点としておさえておきましょう。
まとめ
この記事では賃貸に引っ越しを検討中の方に向け、ライフラインの手続きや退去時の注意点を詳しくお伝えしました。
手続きは退去時と新居への入居時の2回おこなう必要があるので、引っ越し時は少し大変かと思います。
引っ越し後に電気やガス、水道が使えないと大変なので、引っ越し日が決まった時点で予定を組み、入居後困ることのないように気を付けましょう。
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