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ワンルームに多い3点ユニットバスの物件に住むメリットデメリットとは?

カテゴリ:不動産豆知識

ワンルームに多い3点ユニットバスの物件に住むメリットデメリットとは?

1人暮らしを始めようと物件を探していたら、「3点ユニットバス」と記載されていることがあります。
3点ユニットバスとは、どのような設備なのでしょうか?
通常のユニットバスとの違いはあるのでしょうか?
今回の記事では、3点ユニットバスの特徴と、メリットデメリットを詳しくご紹介します。

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1人暮らしのワンルームに多く見られる3点ユニットバスって?

1人暮らしのワンルームに多く見られる3点ユニットバスって?

まずは、そもそもユニットバスとは何なのか、3点ユニットバスとはどのような設備なのかを解説します。

そもそもユニットバスとは

ユニットバスとは、工場で組み立てられた部材を持ち込み、現場で組み立てて仕上げるバスルームのことです。
かつてお風呂は、床や壁にタイルを貼って仕上げていく「在来工法」で施工されることがほとんどでした。
しかし東京オリンピックが開催される頃、ホテルの建設ラッシュが相次ぎ、できるだけ工期を短くすることが求められるようになりました。
そこで生み出されたのが、ユニットバスです。
部材は一括して工場で作り、現場では組み立てるだけの手軽さが受け、その後ホテルや集合住宅を中心に、多く採用されるようになりました。

3点ユニットバスとは

3点ユニットバスの「3点」とは、「バス」「トイレ」「洗面所」のことです。
3点ユニットバスは、1つの空間にこれら3つがそろったものを指します。
ビジネスホテルによく見られることから、使った経験がある人も多いのではないでしょうか。
同じ空間にすべてを詰め込むことで、省スペースを実現できることが3点ユニットバスを採用するメリットです。

3点ユニットバスが多く見られる物件とは

3点ユニットバスが多く見られる物件は、1人暮らしのワンルームマンションやアパートです。
ワンルームの部屋はスペースが限られたなかに、バス・トイレ、洗面所の3点はもちろん、クローゼットやキッチン、玄関などを備える必要があります。
バス・トイレを分けるだけで、2倍とまではいかなくても、3点ユニットバス以上の面積は必要になります。
しかし近年は、1人暮らし用の居室でも、3点がそれぞれ独立したものが好まれるようになりました。
そのため、3点ユニットバスを採用している物件は人気が低迷しているのです。

3点ユニットバスの物件に住むメリット

3点ユニットバスの物件に住むメリット

ここからは、3点ユニットバスの物件に住むメリットを3つ紹介していきます。

家賃が安い物件が多い

3点ユニットバスを採用している物件に住むもっとも大きなメリットは、家賃が安い物件が多いことです。
3点ユニットバスの物件の家賃が安くなるのには、2つの理由があります。
1つ目は、バス・トイレが分かれている物件は、3点ユニットの部屋よりもより広いスペースを必要とすることです。
居室面積が広いほうが、家賃は高くなりがちです。
場合によっては、同じ1人暮らし用の6畳のワンルームでも、3点ユニットのほうが1万円程度安くなることもあります。
2つ目の理由としては、3点ユニットバスのお部屋は人気が低迷していることが挙げられます。
入居者希望者の少なさから、居室スペースが多少せまくなっても、3点ユニットバスをバス・トイレ別にリフォームするオーナーも少なくありません。
しかしリフォームすることもできず、入居希望者も見つからないなら、オーナーとしては家賃を下げるしかないのです。

掃除が簡単

3点ユニットバスの2つ目のメリットは、バス・トイレ別よりも簡単に掃除ができることです。
ギュッとしたスペースにすべてが詰まっているので、そもそも掃除する範囲が広くはありません。
またすべてが隣接しているので、シャワーの水を洗面台や床にかけながら掃除することも可能です。
毎日シャワーを浴びるついでにさっと掃除ができるので、いつでも清潔に使えます。
最近のトイレは個室の床に配水設備がないことも多いので、水をかけてスッキリ掃除したい人には3点ユニットバスがおすすめです。

漏水しづらい

ユニットバスは部材を工場から運び、現場で組み立てて作りますが、壁や床は大きなパネルになっているのが一般的です。
パネルの継ぎ目部分も、しっかりとパッキン処理できる作りになっているため、水漏れしにくいことが特徴です。
従来の在来工法で作られた浴室は、タイルの目地がすり減ったり、タイルが欠けたりすることで漏水することがありました。
集合住宅で漏水事故が起こると、階下の住人に多大な迷惑をかけるうえ、多額な修理費用が発生する可能性があります。
3点ユニットバスなら、漏水事故の心配を軽減できるのは、住民だけではなく物件オーナーにとっても大きなメリットになるのです。

3点ユニットバスの物件に住むデメリット

3点ユニットバスの物件に住むデメリット

続けて3点ユニットバスの物件に住むデメリットを、3つ紹介します。

お風呂とトイレ・洗面を同時に使えない

3点ユニットバスの物件に住むもっとも大きなデメリットは、お風呂とトイレ、洗面を同時に使えないことです。
3点ユニットバスの物件に2人以上で暮らしているケースでは、1人がトイレを使っているとき、もう1人はお風呂を使えなくなります。
バス・トイレが分かれていればどちらも同時に使えるので、複数人数で住む予定をしているなら3点ユニットバスではないほうがいいでしょう。
また、1人暮らしなら問題ないと思いがちですが、意外とそうではありません。
友人が遊びに来てそのまま泊まっていくときなど、トイレとお風呂を2人が同時に使う可能性は考えられます。
3点ユニットバスでは、来客に不便な思いをさせてしまうことになるのです。
1人暮らしであっても交友関係が広く、ゲストが多いケースでは、バス・トイレは別になっている部屋を選ぶのがおすすめです。

トイレットペーパーがぬれやすい

3点ユニットバスは、お風呂とトイレが同じ空間になっていることから、トイレットペーパーが濡れやすいこともデメリットです。
毎日のように水を流して気軽に掃除できるのはいいのですが、そのときにトイレットペーパーに水がかかりやすいのです。
3点ユニットバスは窓がないことから、湿気がこもりやすいことも問題になります。
換気扇をつけていても、寒い日に熱いお湯を使ったときには室内に湯気が充満してしまいます。
そうすると、直接水がかかるわけではありませんが、トイレットペーパーが水分を含んでヨレヨレになってしまうのです。
トイレを快適に使いたいと考える人も、3点ユニットバスは避けるほうが無難です。

お湯につかりづらい

3点ユニットバスは、浴槽が狭いことからお湯につかりづらいこともデメリットです。
大柄な人なら体を折り曲げて入っても、かなり窮屈に感じるのではないでしょうか。
一般家庭のお風呂のように、洗い場と浴槽が分かれていないことも不便です。
バスタブにお湯をためてしまうと、体を洗うスペースがなくなってしまいます。
体を洗うときにはお湯を抜きながら洗うか、もしくは体を洗ってからお湯をためて温まるしかありません。
仕事が終わってお風呂タイムが至福のひととき!という人は、バス・トイレ別の物件を探すのがおすすめです。

まとめ

3点ユニットバスとはどういったものなのか、概要やメリットデメリットを詳しくご紹介してきました。
3点ユニットバスは、浴槽が狭い、トイレットペーパーが濡れやすいなどデメリットもありますが、掃除がしやすい、漏水しづらいといったメリットもあります。
また、なんといっても家賃が安いことは、3点ユニットバスの物件の魅力です。
気になる物件が3点ユニットバスだったときには、メリットデメリットを比較して、入居を検討するようにしてみてくださいね。

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