駅近物件といえば、一般的に駅から自宅まで5~10分程度と考えられています。
時間の短縮や生活の利便性など、駅近物件には多くのメリットがあり、実際土地や建物の価値も非常に高いのです。
しかしその半面、夜でも騒音が聞こえたり建物が建ちすぎて日当たりが悪いなど、価格だけでなく生活面のデメリットも上げられます。
駅近物件希望の方は一度デメリットにも向きあいながら、メリットとどちらが上回るか考えてみましょう。
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物件探しの条件で「駅近」が外せない人はとても多いです。
特に交通機関を利用し通勤・通学する人は時間の短縮になるため、なるべく近いほうが良いですよね。
駅近はメリットのある言葉として使われ人気の高い条件ですが、一度住んでみないとなかなか気づけないデメリットもあり、必ずしも良い条件とは言えません。
メリットとデメリットどちらも把握して、理想の駅近物件を見つけましょう。
駅近物件に向いている人の特徴
●乗りかえが嫌い
●少しでも通勤通学時間を短縮したい
●多少家賃が高くても良い
●車を持っていない
●多少の騒音は気にしない
●徒歩で買い物を済ませたい
いくつか当てはまる方は駅近のデメリットを妥協できるため、メリットの恩恵が大きく感じられるはず。
騒音が聞こえやすくても駅近で家賃が安かったり、家賃が高くても周りに好きなお店が多いなど、妥協ポイントが多ければ多いほど選択肢は広がり、自分好みの物件が見つかりやすいです。
駅近物件に向いていない人の特徴
●家賃の予算を増やせない
●音や視線に敏感
●日当たりや眺めは重視したい
●環境の変化が苦手
買い物に便利な駅近物件ですが、その一方で住んでみないと気付きにくい特徴やデメリットもいくつかあります。
たとえば、1~2年など短期間住むには問題ありませんが、駅の周辺は開発によりビルやお店が新しく建つなど、環境が目まぐるしく変化します。
駅近物件のメリット4つ
●①徒歩の買い物が楽
●②安全性が高い
●③地下歩道が近い
●④資産価値がある
駅近物件のメリットとしてお店が多く周辺環境に恵まれていることが挙げられますが、夜間の安全性や将来的な資産として考えてもメリットが多いのです。
一つずつ見ていきましょう。
メリット①買い物で困ることが少ない
駅近はさまざまなお店が集中しており、大型スーパーや専門店まで、普段の生活に必要なものは徒歩圏内で揃う場合がほとんど。
地域によっては徒歩で大きなショッピングモールに行けたり、仕事や学校帰りにふらっと寄ることもできるため、買い物好きな方にはとても良い環境でしょう。
また歩く距離が短いことから、お年寄りや足腰が弱い方にも周辺環境が整っている駅近物件はおすすめです。
メリット②夜間の安全性が高い
駅の近くは街灯が整備されており、かつ交番が設置されていることが多く、夜遅くの帰宅も比較的安全です。
しかし逆に、夜もにぎやかな繁華街では人目が多いものの、用心が必要です。
駅近物件であっても人通りの多い通りを一本出たら途端に静かになるため、夜間のイヤホンや歩きスマホはしないなど対策を心がけましょう。
メリット③地下歩道で駅まで快適
地下歩道がない地域も多いですが、物件によっては家のそばに地下への入り口があり、傘を差さずに雨や暑さ・寒さをしのげるでしょう。
通路としての役割しかない地下歩道がほとんどですが、さまざまなお店が出店している主要駅の地下歩道はとても便利です。
しかし距離的に物件から駅が近くなくても、お店が充実している地下歩道近辺の物件は利便性から家賃も高めです。
メリット④資産価値が高い
こちらは購入する方向けのメリットですが、駅近物件は周辺環境や駅の利便性によっては非常に価値が高いため、資産としてマンションを持つ場合は駅近がおすすめです。
特に主要駅付近はその都道府県で一番価値が高いことも多く、購入価格は高いですが将来的に持っていて安心できる資産になるでしょう。
駅近物件のデメリット4つ
●①家賃や駐車場代が高め
●②夜間の騒音
●③歩行人の視線が入ってくる
●④歩く距離や時間が短くなる
良いところばかりが目立つ駅近物件ですが、その分金銭的な問題や生活面でのデメリットもいくつかあるため、駅近で探す前に一度デメリットも把握しましょう。
デメリット①家に関するお金がかかる
駅近物件は家賃が高めですが、土地を建物に使う分駐車場代も高い傾向にあります。
そもそもマンションに駐車場が付いていない物件も多いため、その場合は月極の駐車場を利用することになるでしょう。
家賃や駐車場代などなかなか削りにくい出費があると、必然的に生活費を減らさなければならず、やりくりに苦労するかもしれません。
駅周辺には駐車場のない方向けの月極駐車場が多くありますが、車をお持ちならば事前に周辺駐車場の料金や空きがあるか確認しておきましょう。
デメリット②夜間の電車・車の音
踏切や電車の音がよく聞こえるのも駅近物件のデメリットで、駅や線路に近ければ近いほど音は大きく、振動も響きます。
特に、絶えず電車が行き交うような主要駅ならば夜遅くまで音が聞こえるため、騒音が苦手な方は駅近であっても線路沿いから少し離れた物件をおすすめします。
デメリット③人目が気になる
人通りが多い道に面しているとにぎやかな声も気になりますが、住んでみて気づくのは人の視線です。
そのため多くのマンションには、1階部分に塗り壁やフェンスといった目隠し代わりになるエクステリアが設置されています。
目隠しがない物件の場合は、日中もカーテンを閉めておくことになるかもしれません。
人の視線が気になるけどカーテンを閉め切りたくないならば、2階以上の部屋がおすすめです。
デメリット④運動不足に注意
自宅から駅の往復を毎日の運動にしている方は多く、ダイエットや健康管理と節約を兼ねてわざと駅から少し離れた物件に住む方も。
駅から近すぎると歩く距離も短くなり、体力の低下につながることも考えられます。
ただ、一度住んでしまえばすぐに引っ越しすることはないはずですので、雨が降っていても疲れて帰ってきた日でも歩かなければなりません。
逆に少しでも歩きたくない方にとっては駅近が大きなメリットになりますが、もし普段あまり運動しないのならば、思い切って少し駅から離れた物件に住むのも運動不足解消の方法です。
駅近物件の注意点
デメリットがいくつかありましたが、良い駅近物件を探すには内覧や実際に駅から物件までのルートを歩いてみることをおすすめします。
実際に物件を見て中に入ることは、そこで生活するにあたりどのくらいの騒音が聞こえるか事前に分かります。
そして、一度駅から物件まで歩いてみないと、道中なかなか上がらない踏切があったり駅の出入り口とマンションが反対側にあったなど、距離は近くても情報通りの時間に辿りつけないかもしれません。
また、実際に歩くことで坂や信号の状況もわかるため、自分の目で確認することが後悔する物件を選ばない方法です。
まとめ
駅近物件は徒歩圏内でなんでもお店が揃い通勤通学にも便利ですが、意外にデメリットや注意点が多いことも知っていただけたと思います。
ですが駅から遠いと乗りかえが必要になったり、友人を呼びにくいといった別のデメリットが出るため、近すぎず遠すぎずの範囲で物件を狙うのも良い方法です。
日常生活に困らず、後々後悔しない理想の物件を見つけるために、事前リサーチはできるだけ自分でもおこないましょう。
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