賃貸物件を探すとき、駅からのアクセスや近隣の商業施設などさまざまな条件から何を優先しますか。
交通の利便性は大切ですが、日常をいかに快適に暮らすかも大切です。
特に、毎日の洗顔・歯みがき・ヘアのセットアップなども考慮したい要素の1つです。
今回の記事では独立洗面所について、一体型洗面所との違いやメリットとデメリット、必要とする人と不要な人などの視点から考察します。
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この章では、独立洗面所とはなにかについて、独立洗面所のバリエーション・バス一体型洗面所との違いといった視点から考察します。
一体型洗面所との違い
一体型洗面所が、バス・トイレと洗面所またはバスと洗面所が仕切られていないのに対し、独立洗面所はバス・トイレから仕切られています。
独立洗面所のバリエーション
独立洗面所には着替える場所と一体となっているタイプと、着替える場所からも独立しているタイプと2つに分けることができます。
賃貸物件では着替える場所からも独立したタイプはあまり見かけません。
独立洗面所のメリット・デメリット
この章では独立洗面所のメリットおよびデメリットについて、歯みがきや整髪など日常生活での快適性・収納のしやすさ・コスト・メンテナンスなどの視点から考察します。
独立洗面所のメリット
独立洗面所はバス・トイレと別になっていることだけでなく、設備としても一体型の洗面所よりも多機能です。
独立洗面所のメリットについて6点をご紹介していきます。
メリット① 湿気がこもらない
独立洗面所はお風呂場と分かれているので、湿度の調整が一体型と比較して簡単です。
お風呂上りに鏡を見ながら整髪やメイクをする際も湿気で鏡が曇ることに悩まされることも少なくなります。
メリット② 収納に便利
独立洗面所は鏡面や洗面台の下に広いスペースを確保しており、洗面所で使うツールはもちろん、防カビ材や漂白剤さらにはバスタオルなども収納できます。
特に女性の場合は、スキンケア用品やメイク道具など、たくさんの小物を必要とするため、収納場所がある独立洗面所は大きなメリットとなることでしょう。
メリット③ 洗面台・ミラーが広く身支度に便利
独立洗面所の洗面台は広く、朝の身支度に必要な小物やドライヤーを手の届きやすいところに配置できるうえに、大きな三面ミラーも設置できます。
そのため、忙しい朝でもスムーズな身支度ができます。
メリット④ 安心して入浴できる
独独立洗面所の大きなメリットの1つが安心して入浴できる点です。
家族と住んでいたり、同棲している場合、誰かが入浴している時でも洗面所が使えるため、朝の忙しい時間でも、歯磨きや整髪を待つことがなくなります。
メリット⑤ 足が濡れない
バス一体型洗面所では歯を磨くときや洗顔のときに足が濡れて気持ち悪いうえに衛生的にも気になりますが、独立洗面台なら不快な思いをせずにすみます。
メリット⑥ ドライヤーが使える
独立洗面所には電源コンセントがついているので、お風呂に入った後にドライヤーで髪を乾かしたりヘアアイロンやコテでセットアップできます。
独立洗面所のデメリット
さまざまなメリットをご紹介しましたが、独立洗面所はメリットだけではなく、デメリットも存在します。
独立洗面所のデメリットについて2点ご紹介していきます。
デメリット① コストアップ
独立洗面所で一番気になるデメリットはコストで、賃貸物件の場合はバス一体型洗面所と独立洗面所とで月額賃料は5千円から1万円差が開くとされています。
日常の快適さよりも、家賃の安さを考えている方は条件から外すことも考慮するポイントですね。
デメリット② 清掃がめんどう
バス一体型洗面所ならいずれにせよ浴室なので気にとめない水あかですが、独立洗面所となるとやはりきれいにしておきたいところで、こまめな水あか落としは欠かせません。
また、髪の毛が詰まることもあるので、定期的なメンテナンスは欠かせません。
独立洗面所が必要な人・不要な人
この章では、独立洗面所が必要なタイプと不要なタイプについて、世帯構成・日常のライフサイクル・生活に対する価値観などの視点から考察します。
独立洗面所が必要な人① 夫婦2人以上の家庭
いくら夫婦といっても、相手が入浴してる間、バス一体型洗面所ではよほど親しい間柄でも歯みがきや洗顔ははばかられるますが、独立洗面台なら問題解消です。
独立洗面所が必要な人② 身支度に時間をかける人
もしあなたが出かける前にしっかりヘアスタイルを整えてばっちりメークをするなど身支度に時間をかけるタイプなら、独立洗面所は必要です。
独立洗面所が必要な人③ 小物をきれいにしまいたい人
もしあなたが整理整頓にこだわる、あるいはスキンケア・メーキャップ用品などの小物が多いタイプなら、独立洗面台を選ぶべきでしょう。
独立洗面所が必要な人④ 家での生活時間が長い人
まだまだお子さんが小さくて家で過ごす時間が長い、あるいは一人暮らしでもインドア派というなら、快適な毎日のために多少家賃をかけても独立洗面所は確保したいところです。
独立洗面所が不要な人① 一人暮らしの人
友だちが頻繁に泊まりにくる人やホームパーティーが大好きといった性格の人は別として、一人暮らしならバスルームと洗面所の仕切りにこだわらないでしょう。
バスルームで歯みがきをするにしても、同居人が入っているかを気にすることもないので、そのような意味で独立の洗面台は必要ありません。
独立洗面所が不要な人② 朝にお風呂に入る人
髪を整えるのに一見不便そうなバス一体型の洗面所ですが、たとえば朝シャンプーをするようなら、洗髪・整髪・洗顔などをバスルームですませられます。
独立洗面所が不要な人③ 快適さよりコスト重視派
1人暮らしで仕事や外での付き合いに忙しく手部屋には帰って寝るだけなら、物件選びもコスト重視で、独立洗面台は選択肢に入らないかもしれません。
たとえパートナーと2人で暮らしていてもお互いが共働きで忙しく、外でデートを楽しんだりというケースが多いなら、独立洗面台にはこだわらない可能性も高いでしょう。
独立洗面所が不要な人④ 鏡台でお化粧する派
本格的なドレッサー(鏡台)を持っていてそこでお肌の手入れや外出前の身支度を整えるタイプなら、あまり独立洗面所には執着しないかもしれません。
独立洗面所が不要な人⑤ 生活の形にこだわらない人
バスルームでの歯みがきや洗髪は確かに足が濡れて不快ですが、発想を転換すればちょっとの工夫でキッチンを利用すれば「足濡れ」問題は解消します。
ヘアスタイル・メーキャップ・スキンケアなどの身支度も、部屋の電源を確保できる場所に安価な鏡と小さなテーブルをおけば解決します。
つまり、「歯みがきや洗顔は洗面所でするもの」「身支度やお肌のお手入れは洗面所で整えるもの」といった固定観念を捨てれば、選択肢は広がります。
ライフスタイルの「形」にこだわる人なら独立洗面台は必須アイテムかもしれませんが、もし固執しないのならマストアイテムというわけでもなさそうです。
まとめ
日々の生活にとって洗面所とは大切な空間であり、その意味で広いスペース・入浴やトイレとの分離といった独立洗面所の特徴は、魅力的な物件の条件です。
とはいうものの施工コストなどのデメリットも事実であり、物件検討にあたっては自身のライフスタイルを振り返り、独立洗面所が必要かどうかを熟考しましょう。
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