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賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件について

カテゴリ:不動産豆知識

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件について

スタイリッシュでオシャレな雰囲気が魅力のコンクリート打ちっぱなし物件は、デザイナーズ物件などにも多く見られる造りです。
さまざまなメリットがありますので、賃貸をお探しの方は是非検討してみてください。
ここでは、賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件の特徴と、メリットとデメリットについてご紹介します。

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賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件の特徴について

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件の特徴について

コンクリート打ちっぱなし物件とは、一般的な塗装などをおこなわず、コンクリートをむき出しにして仕上げられたものです。
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造に限られており、このような特徴的な仕上げが施され、最後に耐水性をあげるための撥水剤が塗布されています。
賃貸マンション、一戸建てなどいろいろな建物に見られる施工方法で、なんといってもスタイリッシュでかっこ良い姿が魅力的です。

いくつかのタイプがある

コンクリート打ちっぱなし物件には、大きく二つのタイプがあります。
一つは、外壁のみ、あるいは内壁だけがコンクリート打ちっぱなしになっているタイプです。
外壁のみの場合、内側はクロスが張られていたり、塗装仕上げになっていたりと、一般的な建物と同じように見えるものもあります。
また、反対に外から見るとタイルや塗装などが用いられており、一般的な建物に見えるけれど、内側がコンクリート打ちっぱなし仕上げというものもあります。
もう一つのタイプは、外壁も内壁もすべてがコンクリート打ちっぱなしになっているものです。
全体的に良い意味で無機質な雰囲気が漂い、独特のオシャレ感があります。

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件のメリットについて

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件のメリットについて

賃貸でコンクリート打ちっぱなし物件を選ぶメリットは、オシャレなお部屋で生活できることです。
洗練された印象を与える物件なので、普通のお部屋では少々物足りないと感じる方にもおすすめです。
特別感を求める方も、是非ご検討ください。

素材を選ばず合わせやすい

コンクリートの魅力として、どんな素材にもしっくり馴染みやすいという特徴があります。
木でできた家具、アイアンでできたアイテム、素材を吟味すればファブリックも合わせられますし、花やグリーンも似合うのでコーディネートも楽しめることでしょう。
いろいろなインテリアで空間を楽しめますので、照明などにもこだわりながらお部屋をオシャレに演出してみるのも良いでしょう。
また、意外に思う方もいるかもしれませんが、決して洋室だけに限っておらず、コンクリートが和の雰囲気とほどよくマッチした素敵な和室などもあります。
畳や障子などと合わせやすいのもメリットの一つです。

広くて開放的な物件が多い

コンクリート打ちっぱなしの賃貸は、広くて開放的な物件も少なくありません。
間仕切り壁があまりないような物件もありますし、天井が高くなっている物件も多いので、ゆったりと広いお部屋で暮らしたい方にもぴったりです。

防音性遮音性が高く静かである

外の雑音を気にすることなく、静かに生活したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
コンクリート打ちっぱなし物件は、防音性が高いといった魅力もありますので、外の音をあまり気にすることなく生活できます。
反対に、室内の音が外に漏れにくいという良さもありますので、周囲にあまり気を遣うことなくリラックスしながら暮らせるのも良いところです。
何よりも、静けさを大切にしながら生活したい方にもおすすめの物件です。

火災保険料が安い傾向がある

賃貸の場合、多くの場合火災保険に入ることが義務付けされているのですが、コンクリート打ちっぱなし物件は比較的保険料が安いので、そこもメリットの一つだと言えるでしょう。
コンクリートは、火に強い材質でもありますので、このように火災保険も安いことが多いのです。
もちろん、火に強い材質で造られているということは、その分安心して生活できるという意味でもあります。

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件のデメリットについて

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件のデメリットについて

コンクリート打ちっぱなし物件には、多くのメリットがあるのですが、反対にデメリットもいくつかあります。
外壁においては、雨風、直射日光に晒されることもあり、傷みやすく定期的なメンテナンスが必要になります。
また、施工をおこなう業者の技術によって、仕上がりに違いが出やすいといった特徴もあります。
では、賃貸の場合は、どのようなことを注意する必要があるのでしょうか。

夏は暑くなりやすく冬は寒さを感じやすい

コンクリート打ちっぱなしの特徴として、暑さ寒さを感じやすいことが挙げられます。
とくに外壁内壁の両方がコンクリート打ちっぱなしの場合は、それを感じやすいようです。
これは、コンクリートの性質上熱伝導率が高いことが理由です。
外の温度がダイレクトに伝わりやすいため、季節によっては過ごしにくいと感じる場合もあります。
また、普通の住宅であれば断熱施工をおこないますが、それが難しいことも原因の一つです。
そのため、夏はより暑く感じやすいですし、冬になればより寒さが感じやすくなります。
こういったデメリットがありますので、季節に合わせた環境調整に力を入れる必要があります。
賃貸を選ぶときは、断熱施工の有無について確認することをおすすめします。
断熱施工されている物件のほうが、外気に左右されにくく快適な空間で生活しやすいです。

汚れると目立ちやすい

コンクリートは汚れが目立ちやすく、そのまま放置しにくいといったデメリットがあります。
塗装やクロスなどで仕上げられていないため、汚れが付きやすいのです。
コンクリートそのものが薄めの色なので、黒っぽい汚れやシミはとてもわかりやすいです。

カビが生えやすい

断熱材を使用していないと、外の空気が室内まで伝わりやすくなります。
そのため、結露ができやすいというデメリットもあり、その結果カビが発生しやすくなります。
コンクリートの性質上、建物ができあがってから数年は、内部に不要な水分が含まれている状態です。
これもまた、カビができやすい原因の一つでもあります。
カビを防ぐためにも、除湿に力を入れるなどの結露対策をおこなったり、掃除をこまめにしたりしながら、良い環境を保つようにしましょう。

光熱費が高くなりやすい

暑い季節は暑く、寒い季節は寒くなりやすいので、どうしても光熱費が高くなってしまう傾向があります。
このなかには、冷房費や暖房費以外に、お湯の温度を維持するための費用も含まれます。
寒い地方で暮らした経験がある方ならわかるかと思いますが、冬はお湯を沸かしたりお風呂の温度を適温で維持したりするために、光熱費がかかりやすくなります。
これが毎日となれば、それなりに費用がかかることでしょう。

家賃が高いことが多い

コンクリート打ちっぱなしは、全体的に見て安い物件はほとんどありません。
家賃が高めになっていることが多く、さらに光熱費も視野に入れて検討する必要があるため、そこにデメリットを感じる方もいるようです。
とはいえ、洗練された物件は人気も高いので、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

賃貸のコンクリート打ちっぱなし物件は、スタイリッシュで素敵なデザインと雰囲気が魅力です。
インテリアを楽しめるのも魅力で、いろいろな材質のアイテムを取り入れながら、お部屋をさらにオシャレにすることもできます。
その反面、暑さ寒さを感じやすいというデメリットもありますので、光熱費が高くなりがちです。

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