賃貸契約をする際、「連帯保証人」を設定するか、「保証会社」に加入するか、どちらかの方法が必須になります。
では、保証会社とは一体どのような役割をもっているのでしょうか。
ここでは保証会社の役割や、メリット・デメリットについて解説していきます。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら賃貸契約の際に利用する保証会社とは
賃貸契約をする際に、保証人の機能も果たしてくれる保証会社があります。
一般的に「賃貸保証会社」や「保証会社」と呼びますが、一体どんな機能をもっているのでしょうか。
費用についても解説していきます。
保証会社の概要
保証会社とは、賃貸契約を結ぶ際に「保証人」の役割を担ってくれる会社のことです。
今まで、賃貸契約を結ぶにあたって、「連帯保証人」を立てることが一般的でした。
しかし、近年お金を支払う代わりに、保証人の役割をしてくれる「保証会社」がでてきたのです。
家賃の滞納が発生した場合は、保証会社が代わりにに支払ってくれます。
保証会社のおかげで、「連帯保証人を頼む相手がいない」という方でも、気軽に賃貸契約を結ぶことができるようになりました。
必要書類とは
保証会社を利用するにも、審査が必要になります。
以下の書類が必要になりますので、事前に把握しておきましょう。
●申込書
●身分証明書の写し
●収入証明
●在籍証明書
入居審査で重複する書類は提出不要になっています。
賃貸契約で保証会社を利用する流れとは
書類審査
上記の書類を提出し、審査を受けます。
審査では、支払い能力があるかチェックされます。
チェックされるポイントは以下の項目です。
〇職種、年収、勤続年数
〇年齢
〇信用度
職種や年収、勤続年数は、今後家賃を支払っていけるかチェックするポイントです。
最近では、ネットを通した仕事(Youtuberなど)は審査がとおりにくいと話題になっています。
他にもアルバイトなど、安定しない職種は基本的に審査がとおりにくいです。
それだけでなく、過去の信用度もチェックされてしまいます。
過去の信用度とは、「過去に滞納履歴がないか」ということです。
重要なポイントなので、しっかりチェックされます。
結果報告
審査の結果報告は、2日~1週間ほどです。
電話がつながらないと結果報告が遅れる場合もありますので、待っている期間中は電話に対応できるよう対策をとっておきましょう。
保証会社の費用とは
契約時に家賃の0.5か月分~1か月分を支払うのが一般的です。
ただ、手厚いプランを選べばその分費用は高くなります。
翌年以降は更新料が発生しますが、滞納なく契約を続ければ更新料が低くなる会社もあるようです。
保証会社への加入は強制なのか
「連帯保証人がいても、保証会社に入らないといけないの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
保証会社への加入は強制なのか解説していきます。
保証会社への加入が義務付けられている場合もある
大家さんや不動産会社によって、加入が義務付けられている場合もあります。
大家さんにとっては、滞納金を確実に支払ってくれる保証会社のほうが安心だからです。
加入が義務付けられている場合は、素直に加入しましょう。
選べるプランとは
保証会社への加入が義務付けられている場合、プランはあらかじめ大家さんと不動産会社で決定していることが多いです。
しかし、賃貸物件によってはプランを選べることもあります。
少しでも費用を抑えたい方は、お得なプランがないか相談してみるのがオススメです。
賃貸契約をする際に保証会社を利用するメリットとは
保証会社を利用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、賃貸契約で保証会社を利用するメリットやコツを解説していきます。
メリット①連帯保証人がいらない
保証会社が連帯保証人の代わりとなってくれるので、連帯保証人は不要になります。
身近に頼める相手がいない方にとって、保証会社はありがたい制度になるでしょう。
メリット②手間がかからない
連帯保証人をつける賃貸契約の場合、以下のような多くの書類が必要になります。
●賃貸借契約書
●保証契約書
連帯保証人の署名、実印の押印が必要になります。
印鑑証明書
連帯保証人が近くにいないと、印鑑証明など書類を集めるのに時間がかかってしまいます。
保証会社に依頼するのであれば、このような手間と時間はかかりません。
お急ぎの方や、自分ですべて済ませたいという方にとってもメリットとなります。
メリット③初期費用が減ることもある
原状回復費用を保証してくれる場合もあります。
初期費用とは関係ないように思われますが、実はこれが深く関係して「敷金」が減額されることがあるのです。
3か月分の敷金を1か月分にまで減らしたという事例もあります。
事前に確認しておくと良いでしょう。
メリット④審査がとおりやすい
職種の問題で、「入居審査がとおらない」とお悩みの方にも保証会社を利用するのはオススメです。
特に、アルバイトや水商売は審査がとおりにくい傾向にあります。
保証会社を利用していると、入居審査がとおりやすくなるので、物件選びがスムーズに進むかもしれません。
審査をとおりやすくするコツとして、保証会社を利用するのも良いでしょう。
メリット⑤大家さんに迷惑をかけない
もし家賃を滞納してしまっても、大家さんに迷惑がかかることはありません。
中間に保証会社が入ることで、お互いが安心して契約を結ぶことができるのです。
入居者と大家さんのトラブル回避にも役立っています。
賃貸契約をする際に保証会社を利用するデメリットとは
保証会社のデメリットとは何があるのでしょうか。
デメリットを知ることで、注意点も理解することができます。
ぜひ参考にしていってください。
デメリット①費用がかかる
保証会社を利用すると、「保証料」が必要になります。
敷金、礼金に追加で必要になりますので、予定よりかかるお金が高くなるかもしれません。
また、翌年以降も更新料を支払うことになります。
翌年以降の更新料については、年々減額されるケースもありますので、契約時によく確認しておきましょう。
デメリット②保証会社を選べないことがある
不動産側で保証会社を決定している場合、入居者が会社を選ぶことはできません。
これは「過去に同じ保証会社で滞納履歴がある」という方にとって、大きなデメリットになります。
審査が通らず、賃貸物件を諦める必要性がでてくるからです。
この場合は諦めて、違う物件を探すしかありません。
デメリット③回収が厳しい
賃貸契約を結んだあと、金銭面の問題で家賃を滞納せざるを得ない状況になるかもしれません。
そんなとき、保証会社のほうが、料金の回収を厳しくしてきます。
というのも、保証会社は家賃滞納者への「回収代行」の役割もあるからです。
1~2か月の滞納で訴訟の内容証明が送られてくる場合もあるようで、かなり早い段階で本格的な取り立てをおこなってきます。
デメリット④滞納すると信用情報に傷がつく
クレジットカードなどの情報を参考に審査をおこなう会社の場合は、滞納することで今後の信用情報に傷をつける可能性があります。
信用情報に傷をつけるデメリットは大きく、今後の生活に支障をきたす場合もあるでしょう。
今後賃貸契約を結べなくなることも考えられますので、注意しましょう。
まとめ
以上、賃貸契約で保証人の役割を担ってくれる「保証会社」とはどのような会社なのか、メリット・デメリットについても解説してきました。
最近では契約時に利用が義務付けられているケースも多いです。
滞納すると大きなデメリットとなる可能性もあるので、注意して利用しましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら