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楽器演奏が可能な賃貸物件の種類って?部屋の構造や防音対策についても解説!

カテゴリ:不動産豆知識

楽器演奏が可能な賃貸物件の種類って?部屋の構造や防音対策についても解説!

音楽の学校に通っていたり、音楽関係の仕事に就いている方は、自宅でも楽器の練習ができたらいいなと考えるのではないでしょうか?
自宅で練習できる環境があれば、毎日のスタジオ代もかからず節約にもなりますよね。
この記事では、楽器演奏が可能な賃貸物件にはどんな種類があるのか、どういった点に注意したら良いのかを解説します。

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楽器演奏が可能な賃貸物件にも種類がある!それぞれの特徴もご紹介

楽器演奏が可能な賃貸物件にも種類がある!それぞれの特徴もご紹介

楽器演奏が可能と表示されている賃貸物件でも、それぞれに種類があることをご存じでしょうか?
「楽器演奏OKな物件だから大丈夫!」と選んだ物件でありながら、後々騒音トラブルに発展するといったことにならないよう、しっかり理解したうえで、自分に合う部屋を選ぶ必要があります。
賃貸物件検索サイトにより表記に若干の違いがあるものの、大まかには以下の4つに分けられます。

「楽器可」物件

楽器の演奏をすると想定して建てられていることが多く、防音性も高いといった特徴があります。
しかし「楽器可」と表記されていながら、防音設備のない物件が混じっている可能性も。
その理由は「防音や遮音の設備はないけれど常識の範囲内であれば楽器を演奏しても良いよ」としている物件もあるためです。
また完全防音ではないため、演奏可能な時間帯が設定されているところがほとんどです。(朝9時〜夜8時など)
その他の特徴として、演奏して良いとされる楽器の種類が決められている場合もあります。
たとえば、ピアノはOKでも打撃音のするドラムはNGなど、楽器の種類が限定されているケースも少なくありません。

「楽器防音」物件

4つの中でもっとも防音設備が整っており、時間を気にせずに楽器演奏ができる物件です。
その中でも「部屋全体が防音仕様になっている」「部屋の中に防音室がある」など物件によって異なりますが、防音効果や音の反響効果などバランスに優れているといった特徴があります。
限定される楽器もなく昼夜関係なしに演奏できるのは、練習をたくさんしたい方にとっては理想的な物件ではないでしょうか。
しかし難点として、家賃が高い点が挙げられます。
音大生などの学生には負担の大きい家賃価格となっています。

「楽器遮音」物件

楽器防音物件ほどの防音効果はありませんが、こちらも防音性に優れた物件です。
「遮音」とあるように、一定の音量を遮ることができ、音漏れしにくいといった特徴があります。
完全防音ではないため、楽器可物件同様に演奏して良い時間帯が決められていたり、演奏できる楽器が限定されているケースが多くあります。

「楽器相談可」物件

4つのなかでもっとも防音性や遮音性が低く、とくに防音設備が整っているわけではない物件です。
通常の物件とほとんど同じなため音漏れもしやすく、演奏できる楽器の種類や演奏可能時間帯が定められているケースがほとんどです。
楽器相談可の物件の場合、貸し手の事情や好意(大家さんが楽器演奏を好んでいるなど)により楽器演奏を許可しているケースがあり、そこが楽器可物件との相違点です。
他の物件と比べ家賃がそこまで高くないといったメリットがありますが、音漏れもしやすいため防音効果のあるマットを敷くなどなにかしらの対処が必要です。

楽器演奏が可能な賃貸物件でどんな構造の部屋を選べば良い?

楽器演奏が可能な賃貸物件でどんな構造の部屋を選べば良い?

最近では、ネットですぐに物件を探すことができ便利ですが、楽器演奏OKな物件を見つけた場合、実際に見学することをおすすめします。
防音性の高い物件を選ぶ際のコツやポイントがあるので、内見の際にぜひ参考にしてみてください。

「鉄筋コンクリート造」または「鉄骨鉄筋コンクリート造」を選ぶ

鉄筋コンクリート造とは、別名RC造とも呼ばれ、コンクリートの中に鉄筋を入れ、お互いの弱みを補い強化したものです。
壁の密度が高く分厚いため、高い防音性が期待できます。
一方、鉄骨鉄筋コンクリート造とはその名のとおり、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせた構造の建物です。
主に高層マンションの建築に用いられます。
どちらも防音性に大差なく、木造や鉄骨造の建物に比べて防音性が高いとされているため、物件を探す際に「鉄筋コンクリート造」または「鉄骨鉄筋コンクリート造」を基準にしてみるのもおすすめです。

忘れがちな窓の防音性「二重サッシ」を選ぶ

二重サッシとは、窓が二重になっていることです。
防音効果だけでなく、結露防止や防犯対策などにも効果的です。
窓の防音性については意外と忘れ去られがちなのですが、シングルサッシだけでは防音性が弱いので、できる限り二重サッシの物件を選びたいところ。
窓を見ただけでは判断できない場合、不動産業者の担当者や同行者に部屋の中から窓を軽く叩いてもらい、外から音の防音性をチェックするといった方法もあります。

隣戸との間に「空間」が挟まる間取りを選ぶ

アパートやマンションといった賃貸物件では、多くの場合隣の部屋と接している「壁」から音が伝わります。
そのため隣の部屋との間にクローゼットや押入れ、廊下などがある間取りの物件を選ぶと、壁から音が伝わるといったことを抑えられるのです。
もっとも理想的なのは、部屋すべてが角部屋になっており、アパートの真ん中に共用階段がくるような構造です。
隣に部屋がないため、壁を伝って音漏れする心配を軽減できます。
しかし必ずしもこういった造りのアパートやマンションが、楽器演奏可能な物件で見つかるわけではないため、あくまでも探す際のポイントとして考えておきましょう。

壁が厚い(目安は15cm以上)の物件を選ぶ

防音性を大きく左右し、重要なのが壁の厚さです。
「壁が薄くて隣の部屋の音が丸聞こえ」といったセリフを一度は耳にしたことがるのではないでしょうか?
それほど壁の薄さは、日常生活においても重要なポイントとなってきます。
可能であれば、壁の厚さが15cm以上あると良いでしょう。

楽器演奏が可能な賃貸物件でできる防音対策

楽器演奏が可能な賃貸物件でできる防音対策

防音物件だからといって何も気にせず、楽器を演奏し大きな音を出していいわけではありません。
近隣住民とトラブルになる可能性を避けるためにも、できる限りの防音対策はおこなうべきです。
ここでは、楽器演奏が可能な賃貸物件に住み始めた際にできる防音対策をご紹介します。

演奏時間のルールは厳守

演奏時間が定められている物件では時間外の演奏は厳禁です。
ちょっとくらい大丈夫だろうという考えからルールを守らなかったことで、苦情を受けるケースもあるため、必ずルールを守って楽器の演奏をしましょう。

壁に防音シートを貼る、床に防振マットを敷く

壁に防音シートを貼ることで、外への音漏れをある程度緩和させることができます。
またピアノなどの振動が伝わりやすい楽器の場合は、下に防音マットを敷きましょう。
振動による音漏れを防ぐことができますよ。

遮音性の高いカーテンを使用する

二重サッシの窓を選ぶと良いと紹介したように、窓への防音性を高めることは、音漏れ対策に重要となります。
そこで特殊な生地で作られた防音カーテンの使用がおすすめです!
窓に密着させると防音効果をより得られるため、部屋の窓にピッタリと合うものを購入しましょう。

まとめ

賃貸物件で「楽器演奏可能」と記載があった場合、4種類の物件のどれに該当するのか確認することが必要です。
住宅の構造によっても防音性能が異なるため、入居中は防音対策をしっかりおこない、周りと自分が気持ちよく過ごせる環境で音楽を楽しみましょう!

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