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フローリングのペット可物件で動物を飼うときの対策や注意点とは?

カテゴリ:不動産豆知識

フローリングのペット可物件で動物を飼うときの対策や注意点とは?

賃貸物件でもペットを飼育したいと考える人が増加するに従い、ペット可とする物件が増えてきました。
ペット可物件のなかには、床がフローリングで仕上げられているところも少なくありません。
今回は、フローリングの物件でペットを飼うときの対策や注意点を紹介します。

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フローリングの物件でペットを飼うときの注意点

フローリングの物件でペットを飼うときの注意点

まずは、フローリング物件でペットを飼うときの注意点を3つ紹介します。

そもそもペット可かどうかを確かめる

最初の注意点は、そもそもペットを飼っていいのかを確認することです。
ペットは鳴き声や走り回る音などが近所迷惑になったり、壁や床を傷つけたりする可能性があるため、賃貸では基本的には禁止されていることがほとんどです。
はじめからペット可物件を探して入居を決めた場合には問題ありませんが、入居してからペットを飼いたくなった場合は確認する必要があります。
もし同じ物件で飼っている人がいたとしても、その人が違反している可能性があるためです。
入居時に交わした契約書や利用規約をチェックし、不明な場合は大家さんや不動産会社に確認しましょう。

フローリングはペットの足腰への負担が大きい

賃貸の床がフローリングの場合には、ペットの足腰への負担が大きいことも注意点です。
フローリングはつるつる滑りやすく、土やカーペットとは異なり足を踏みしめることが難しいためです。
とくに長毛の犬や猫の場合は、室内飼いだと肉球周りの毛が伸びやすいので、さらに滑りやすくなります。
ソファや椅子の上から飛び降りたときに足が滑ると、足腰を痛めてしまう可能性があります。

ペットがフローリングを傷つけた場合は修繕費がかかる

最後の注意点は、ペット可の住宅であっても、フローリングを傷つけてしまった場合には、入居者負担で原状回復する必要があることです。
ペット可だからといって、しつけもしないであちこちに排泄物のシミやにおいがしみついてしまったり、柱で爪をといでボロボロにしてしまったりしたら修繕費を請求されてしまいます。
ペット可の物件であっても、買主は賃貸物件を適切に管理し、傷やにおいなどがつかないように配慮する必要があることは心得ておきましょう。

ペットを飼育するのに適したフローリングとは?

ペットを飼育するのに適したフローリングとは?

それではペットを飼育するのに適した床とは、どのようなものなのでしょうか?

滑りにくい床

ペットを飼育するのに適しているのは、滑りにくい素材の床です。
とくに犬は、本来は地面に爪を立ててひっかけることで歩いたり走ったりするので、ツルツルした素材のフローリングは苦手です。
そのため体を支えようと、股関節やうしろ足に負担がかかってしまい、股関節を脱臼したり、ヘルニアなどを発症したりしてしまうこともあります。
猫の場合は犬ほど滑ることはありませんが、興奮して走り回ったときにカーブできずに滑って転倒し、壁にぶつかってしまう恐れがあります。
同じフローリングでも、ペットが滑りにくいように配慮されたフローリングが敷かれている賃貸なら安心です。
そうでないなら、滑りにくくする対策を考えましょう。

傷がつきにくい床

犬はもともと穴を掘る習性があるため、どうしてもフローリングには傷がつきやすくなります。
猫もフローリングをひっかいてしまったり、走るときに爪を立ててしまったりして傷つけてしまうことがあるでしょう。
フローリングである以上、傷を全くつけないことは困難です。
しかしフローリングのなかでも硬い素材であれば、傷つける可能性を減らせます。

掃除がしやすい床

ペットがいると、排泄物や抜け毛などで床は汚れてしまいがちです。
少しでも掃除がしやすいタイプのフローリングであることが理想です。
たとえば同じフローリングでも、継ぎ目が詰まったものとすいているものがあります。
とくに天然木のフローリングは、乾燥すると継ぎ目がすいてくるものです。
そうするとペットの抜け毛がたまりやすくなりますし、排泄物の掃除も大変になってしまうので、できるだけ継ぎ目がつまったフローリングが適しています。

防音性が高い床

子どもが走り回る音と同様に、犬や猫が走り回る音は、飼い主が考えている以上に響くものです。
そのためペットを飼う賃貸は、できるだけ防音性に優れたフローリングであることが理想です。
階下の住人に迷惑をかける恐れがあるため、フローリングの防音がどの程度なされているのかはチェックしておく必要があります。

フローリングの賃貸物件でペットを飼うときにできる対策

フローリングの賃貸物件でペットを飼うときにできる対策

フローリングのペット可物件で犬や猫を飼うときには、退去時の負担を軽くするために、できるだけ傷を付けない対策を施しておくのが賢明です。
ここからは、床がフローリングの物件でペットを飼うときにできる対策を4つ紹介していきます。

カーペットやマットを敷く

フローリングの賃貸でペットを飼うときに簡単にできる床対策は、カーペットやマットを敷くことです。
フローリングにカーペットやマットを重ねれば、フローリングが傷つくこともなくなるうえ、滑りにくくなるのでペットの足腰への負担も軽減できます。
なかでもおすすめなのは、30cm程度のピースを組みあわせて使う、タイルカーペットです。
掃除しやすく、排泄物や吐き戻しで汚れてしまったときも、その部分だけを取り除いて洗ったり取り換えたりが可能です。
また、マットのなかには、ペットを飼うことを想定した専用のものもあります。
はっ水性が高められ、掃除がしやすいといった工夫がされている製品を選ぶといいでしょう。

クッションフロアを敷く

フローリングの上に、クッションフロアを敷いてしまうのも対策のひとつです。
クッションフロアとは、ビニール系シートの一種で、シートの中間層に発泡塩化ビニールが使われているので柔らかく、クッション性があります。
ペットの足腰への負担を減らせることはもちろん、ビニールなので水がしみこまないため掃除が楽になることもポイントです。
ペットが排泄してしまったり、水をこぼしてしまったりしても、拭き掃除だけでキレイになります。
クッションフロアには木目調のものもあるので、そういったタイプを選べばお部屋の雰囲気を損なうこともないでしょう。

滑り止めスプレーを使う

フローリングの上にカーペットやクッションフロアを敷きたくない場合には、ペット専用の滑り止めスプレーを使ってみるのもいいでしょう。
肉球に吹き付けることで、肉球を保護しながら床でのスリップを防ぎます。
滑り止めスプレーは、ペットが口にしても害がない素材が使用されていて、速乾性もあるので試してみる価値があります。
ただ、一般的には長時間の効果は期待できないようです。
犬や猫は自分の肉球をなめる習性があるので、その都度スプレーし直す必要があるため手間もかかってしまいます。

ペット対応ワックスを塗る

フローリングにペット対応ワックスを塗ることでも、フローリングを滑りにくくできます。
フローリングのツヤを保ちながら、樹脂膜が傷から保護してくれます。
ワックスにはシートタイプになったものもあり、普段掃除するのと同じようにワイパーをかけるだけで、フローリングをコーティングできます。
ただし床にワックスをかけるときには、のちのち問題とならないためにも、大家さんや管理会社に事前に許可を取っておくようにしましょう。

まとめ

ペット可物件であっても、フローリングに大きな損傷を与えてしまった場合には、原状回復が必要です。
そもそもフローリング自体滑りやすく、ペットの足腰にはいい影響を与えません。
フローリングの賃貸でペットを飼うなら、上にカーペットやクッションフロアを敷く、滑り止めを施すなど、ペットの足腰と床の両方を守る工夫が必要です。

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