西大島の「大島新生幼稚園」はキリスト教保育の良さがある幼稚園

新年度が始まり、学校や幼稚園に通うお子さんの生活もそろそろ落ち着いてきた頃でしょう。
今年もすでに来年度の入園に向けて、お子さんの幼稚園選びに悩む方も多いと思います。
今回の記事では、東京都江東区の西大島駅からほど近い大島新生幼稚園がどういう幼稚園なのか、評判や口コミなどについて解説します。

大島新生幼稚園はキリスト教保育が中心

西大島駅に近い大島新生幼稚園は、1955年より日本バプテスト同盟大島新生教会附属保育園として開園、1994年に学校法人恩寵学園を設置者として大島新生幼稚園となりました。
西大島駅、大島駅どちらからも徒歩6分と便利な地区にあります。
定員は140名と小規模の幼稚園で、クラス編成は年長さんが2クラス、年中さん2クラス、年少さん2クラス、満3歳児クラスが1クラスという構成です。
開園時間は月～金の週5日、9:00～14:30までで、年間数回ほど土曜日に行事が入ります。
送迎バスはありません。
また、月・金曜日はお弁当の日で、火・水・木曜日は給食の日です。
園服がありますが、満3歳児クラスにはありません。
働くご家庭のために、朝8:00～9:00、14:30～17:30の預かり保育を実施しています。
2021年度からは、長期休暇中の預かり保育が始まりました。
夏季休暇中の預かり保育希望の方には嬉しいですね。

教育方針

大島新生幼稚園では、キリスト教保育を基盤として「1人1人が神に愛されている子どもとして、健康で創造性豊かな子どもに育ってほしいという願いを持って地域社会と共に歩む幼稚園」を目指しています。
特徴的なのは、朝の礼拝の時間でしょうか。
礼拝では賛美歌を歌いお祈りをします。
また、学年ごとに分かれて牧師先生から聖書のお話を聞く時間が月に数回あります。
讃美歌は英語なので、日々の暮らしの中で英語に親しめるよう工夫されているようです。
牧師先生のお話しを聞く時間は、じっと座ってなくてはいけません。
子どもたちの協調性を養う場としても有意義でしょう。

幼稚園独自のプログラム

登園後のスケジュールについて調べてみました。
9:00　登園
9:20～　朝の礼拝、朝の会。自由遊びの時間。
この間は園庭、ホール、お部屋で自由に遊びます。
11:50　昼食。お弁当の日と給食の日があります。
12:40　クラス、学年ごとの活動。ゲーム作成や歌、楽器遊びなどの一斉活動を楽しみます。
13:50　学年ごとに帰りの支度・終わりの会。
14:00～14:30　学年ごとに降園
また、総合体育研究所の指導員による体操の時間が週1回あります。
身体能力を高められるように楽しんで体を動かせるように工夫されています。
その他、音楽の先生によるリトミック授業が週1回。
楽器を使ったり、音と触れ合ったりすることで音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的な基礎能力の発達を促します。
美術の先生による絵画や造形の時間もあります。
芸術に触れ、思ったことをそのまま絵や形にし、子どもたちの表現力を養います。
園庭では野菜などを育てて収穫して秋の収穫感謝祭を行っています。
自分の育てた野菜を食べるのは食育になりますね。
英語教育も賛美歌やゲームを使っておこなわれるため、楽しく英語に親しめるようです。
自由時間では、クラスごとに近くの公園まで先生の誘導でお散歩をしたり、亀出神社の大島三丁目児童遊園などの公園で遊んだりすることがあります。
幼稚園の前の道路は狭く歩道がありませんが、先生たちの気配りによって安全に移動し、交通安全を身につけることもできるのではないでしょうか。
都会で暮らす子どもたちにとっては必要な体験ですよね。
年間行事は以下の通りです。
4月　入園式、イースター礼拝　
5月　親子遠足、母の日
6月　花の日（こどもの日）、保育参観、内科・歯科検診　
7月　　年長さんのお泊り保育、夏季休暇
8月　夏季休暇
9月　　敬老の日交流会
10月　運動会、秋の親子遠足、入園願書受付
11月　一日動物村、収穫感謝祭、保育参観
12月　クリスマス礼拝・祝会、冬休み
1月　　小さい劇場
2月　　作品展、お店屋さんごっこ、保育参観
3月　　音楽会、さよなら遠足（年長さん）卒園式、修了式、春休み　
どこの幼稚園も行事を行っていますが、大島新生幼稚園では毎月、季節に合った行事を組んでおり、楽しく過ごせるように工夫されています。
クリスマスのお祝い会はとても楽しいらしいですよ。
春と秋の親子遠足は、保護者の方も楽しみにされているようです。
保護者会は学期ごとにおこなわれるようですが、現在は新型コロナ感染症のためにおこなわれていないようです。
子どもたちも時差登園するなど、感染症に気を付けておられます。

大島新生幼稚園の評判は？

大島新生幼稚園の口コミを見てみると、多くの方が「ここに入れてよかった」と書かれています。
口コミの一部をご紹介します。

幼稚園を決めたポイント

幼稚園を決めたポイントとして、以下のような口コミが見られました。
「園長先生の人柄がよくて決めました」
「雰囲気のいい幼稚園で、子どもが気に入ってしまって」
「見学に行った時の雰囲気が良かったので」
「家から近いので」
特に「家から近い」ことを理由にあげる方が多いようです。
また、雰囲気のよさや園長先生のお人柄などが決め手になるケースも。
そして、入園の試験が「面接のみ」ということも決め手となっているようです。
面接のときに気を付けることはほとんどなく、
「何もできないうちの子も大丈夫でした。」
「名前も言えず返事もできなかったけれど入れました」
という書き込みもあり、「試験対策はいらないと思います」という口コミがほとんどでした。
入園試験がある幼稚園のほうが優秀な子が多いと思われがちですが、大島新生幼稚園に見学に行くと、子どもたちの礼儀正しさに驚く保護者もいるようです。
しつけや教育が子どもたちのストレスやプレッシャーにならないようにという、先生たちの気配りが感じられますよね。
このような幼稚園には、親御さんも安心して子どもを通わせられるではないでしょうか。

プログラムがいい

教育プログラムには、週1回の体操の時間で体を使って能力を高めることや、リトミックで楽しく体や脳を使う授業を取り入れておられます。
美術の時間に色んなものを作ったり絵を書いたりでき、子どもたちが楽しく成長できると感じる保護者が多いようです。
またこのプログラムには授業料がかからないため、月謝の中で習い事のようなことができるのが嬉しいですよね。

小規模の良さ

多くの保護者は、「小規模だから先生たちの目が行き届いている」と感じているようです。
すべての園児を名前で呼んでくれる園長先生に厚い信頼を寄せる保護者も少なくない様子。
通わせているからこそわかる、小規模だからこそのアットホームな雰囲気が保護者の安心感につながっているようです。

礼儀正しさ

幼稚園見学や行事で幼稚園に行くと、子どもたちの礼儀正しさに驚かれる保護者の方が多いようです。
子どもには元気で伸び伸びと育ってほしいと思いつつ、お話しを聞く時にはじっと座っていられる子になってほしいと思うもの。
礼拝の時間や、外からの先生に教えてもらうなど、日々の暮らしや遊びの中で自然と礼儀が身につくのは、親にとってありがたいものです。

少し物足りない

口コミのなかには、「教育面で少々物足りない」という感想があります。
自由に遊ぶ時間が多く、教育的にもっとできるのではないかと思う保護者の思いもわかります。
子どもは、集団で遊ぶことで少しずつ協調性や社会性を身につけていきます。
物足りないかなと思っていても、3年保育のなかで「ああ、よかった」という感想に変わっていくのだと思いますよ。

まとめ

親は子どもに「元気でいい子」でいてくれることを期待してしまうものです。
とはいえ「のびのびと育ってもらいたい」というのも多くの保護者の本音ではないでしょうか。
先生やお友達など、幼稚園での出会いも子どもには大きな影響を与えます。
大切な我が子を、信頼できる幼稚園に安心して通わせてあげたいものです。
大島新生幼稚園は、キリスト教保育の考えのもと知育、体育、徳育を目的に、子どもがのびのびと過ごせる幼稚園といえるでしょう。