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賃貸におけるクリーニングの作業内容とは?費用は減額できる?

カテゴリ:不動産豆知識

賃貸におけるクリーニングの作業内容とは?費用は減額できる?

賃貸を契約するときや退去する際、借り主はクリーニング費用を支払う必要があります。
しかし「クリーニングとはなに?」「どのような作業をおこなっているの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
そこでこの記事では、賃貸の契約時もしくは退去時に支払うクリーニング費用にスポットを当て、作業内容や費用についてお伝えします。
賃貸への引っ越しを検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。

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賃貸のクリーニングとは

賃貸のクリーニングとは

まずは賃貸のクリーニングとはどのようなものなのか、詳しくみていきましょう。
クリーニングとは居住中だった住民が退去したあと、つぎの入居者のために室内をキレイに掃除することです。
掃除といってもオーナーや大家さん、不動産会社のスタッフがおこなうのではなく、専門のクリーニング業者を手配して実施します。
クリーニング業者であれば特殊な薬剤や道具を使って掃除していくので、手の届きにくい場所や見落としやすいところもスッキリするのがメリットです。
またクリーニングにかかる費用は、オーナーや大家さんではなく、原則入居者が負担します。
なぜかというと、契約書に「退去時の費用は借り主負担」という特約を付けるのが一般的だからです。
そのため賃貸の契約時もしくは退去時の費用として、支払うことになるでしょう。
しかし、なかには特約を設けていない賃貸もあります。
その場合はクリーニング費用を含め、原状回復の費用負担がどのようになるのか、国土交通省が公表しているガイドラインに則って決める必要があります。
ちなみに物件によって「清掃費用」や「原状回復費用」など、表記の仕方が異なりますが、どちらも退去時に実施する内容なので、クリーニングと大きな差はありません。

支払いのタイミングは?

クリーニング費用を支払うタイミングは、退去後が一般的です。
部屋のなかをチェックしたあとに具体的な金額が出るので、退去してから数週間後には請求書が届くかと思います。
また賃貸によっては入居時の初期費用として、クリーニング費用を支払います。
退去時に請求する場合、「なぜこんなに高いのか?」「支払いに応じたくない」といったトラブルがあるからです。
そのため支払うタイミングは賃貸によって異なることをおさえておきましょう。

賃貸で実施されるクリーニングの作業内容とは?

賃貸で実施されるクリーニングの作業内容とは?

つぎに賃貸で実施されるクリーニングの作業内容をみていきましょう。

水回りの掃除

キッチンやバスルーム、トイレといった水回りは汚れが顕著に現れる場所です。
専用の洗剤を使ってカビや黄ばみなど、毎日の掃除では落とし切れない汚れをキレイにしていきます。

床の掃除

床は傷が付きやすく、湿度や天候の影響を受けやすいため、入居期間が長いほど劣化していきます。
そのため床の掃除もクリーニング費用に含まれるのが一般的です。
掃き掃除や拭き掃除をおこなったあと、傷や汚れを防ぐためにワックスがけを実施します。

換気扇

キッチンやバスルーム、トイレなどの換気扇も掃除します。
換気扇を毎日掃除する人は少なく、汚れが溜まりやすい場所でもあるので、専用の洗剤や道具を使うのが特徴です。
換気扇の汚れは臭いの原因にもなるので、念入りに磨き上げていきます。

窓ガラスや網戸、サッシ

窓ガラスや網戸は砂やホコリ、手垢が付着しやすい場所です。
一見するとあまり汚れていないようにみえますが、水を含ませた雑巾で拭くと意外に汚れていることがわかります。
またサッシは複雑な構造になっているため、掃除が面倒ですよね。
クリーニングでは細かい部分までプロがキレイに仕上げてくれるので、美しく仕上がります。

玄関周り

玄関タイルはもちろん、壁やドア、シューズボックスなどを掃除していきます。
外から入ってくる砂や汚れが目立つ場所であり、かつ内覧したときに1番はじめにチェックするところなので、念入りに作業していくのが特徴です。
汚れや劣化が目立つところは、高圧洗浄機を使って仕上げていきます。

クロス

クロスは貼ってから比較的長い期間使用できるので、拭き掃除だけで済むのがほとんどです。
しかしタバコを吸っている場合や下地まで貫通するほどの穴を開けてしまった場合、状態によっては貼り換えになるでしょう。

消毒

賃貸のクリーニングでは、害虫やカビなどを防ぐための消毒作業もおこないます。
日常生活に影響をおよぼさないよう、スプレーなどを使い部屋全体を消毒していきます。

設備

照明器具やカーテンレール、備え付けの棚などもホコリが溜まりやすいため、拭き掃除などをおこないます。
このように賃貸のクリーニング内容は多岐にわたり、作業内容もさまざまです。
業者によって作業に違いがあるものの、一般的には上記の場所を掃除していきます。
クリーニングはつぎの入居者に良い印象を持ってもらい、気持ちよく入居してもらうためにおこなうものなので、部屋全体をくまなく掃除するのが特徴です。

賃貸のクリーニング費用を減らすことは可能?

賃貸のクリーニング費用を減らすことは可能?

賃貸でのクリーニングには費用がかかりますが、できれば安い価格でお願いしたいですよね。
そのため「自分で掃除して費用を減らしてもらおう!」と考える人もいるのではないでしょうか?
なかには「あまり汚れていないし入居時とほとんど変わらない」という理由で、敷金が満額返還されることを期待する人もいます。
しかしクリーニングの作業内容や費用はもともと決まっているため、いくら自分で掃除したとしても、費用はほとんど変わらないことが一般的です。
入居時と変わらないほどキレイであっても同様です。
また自分なりにキレイにしたつもりでも、細かい部分や手の届きにくい場所は意外に汚れていることがあります。
そのため退去前に掃除したとしても、クリーニング費用の減額や敷金が満額返還されることは原則できないので、注意してください。
ただし契約書に記載されている金額に比べて、高すぎる費用を請求された場合、内容をチェックするのがおすすめです。
もしかしたら貸し主負担で実施する作業が入っているかもしれません。
キッチンやバスルームの交換、畳の交換などはつぎの入居者のためのリフォームになるため、貸し主負担で実施します。
借り主で負担するのはあくまでもクリーニング費用のみです。
もし請求金額に納得できない場合は、どのような作業をおこなったのか、なぜ高額になったのかを納得したうえで支払いましょう。

入居中は部屋や設備を丁寧に使う

あらかじめ決まった費用より高くなるのは、クリーニングでは落とせない汚れがあったり、決められた作業ではキレイにならなかったりするからです。
高額な費用を請求されないために、入居中は部屋や設備を丁寧に使うことを心がけてください。
床や排水口を寝る前に簡単に磨いたり、月に1度は換気扇や窓ガラスを拭き上げたり、毎日少しずつ掃除するのがおすすめです。
ルーティンワークにしてしまえば大掛かりな掃除が不要になりますし、高額なクリーニング費用を請求されることも少ないでしょう。
部屋や設備を使える権限は借り主に与えられますが、どのように使ってもいいわけではありません。
退去するまでは丁寧に使い、こまめに掃除しておくことが大切です。

まとめ

この記事では賃貸に住むうえで発生するクリーニング費用にスポットを当て、作業内容や費用についてお伝えしました。
借り主の負担で実施するクリーニングは、原状回復するためにあらかじめ作業内容や費用が決まった作業です。
そのため退去前に自分で掃除しても、費用はほとんど変わらないことが一般的であるということをおさえておきましょう。

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