住まいを探すとき、立地や交通の便などの条件のほかに、医療機関が近くにあるかどうかも大きな要素となります。
幸い、江東区には昭和大学江東豊洲病院があり、地域住民にとって心のよりどころとも言える存在となっているのです。
ではその昭和大学江東豊洲病院はどういった病院なのか、その概要や病院がおこなっているさまざまな取り組み、そして診療科などについてご紹介していきます。
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江東区にある昭和大学江東豊洲病院の概要について
詳しい情報を見ていく前に、昭和大学江東豊洲病院とはどのような病院なのか、まずはその概要をお伝えいたします。
昭和大学江東豊洲病院の概要:理念
昭和大学江東豊洲病院では「まごころの医療」「安全・安心の医療」「地域と連携する医療」「医療人の育成」という4つの理念を掲げています。
また基本方針では、女性とこどもにやさしい病院を目指すことや、安全・安心な医療を最優先にすることも述べられています。
つまり昭和大学江東豊洲病院は、女性やこどもに優しく安心して受けられる医療を、地域や周辺医療機関と協力しながらおこなっている病院だといえるでしょう。
さらに医療従事者のスキル向上、キャリアアップの仕組みの実践や誇りを持って働ける医療人の育成など、働く環境づくりも重視しています。
そして最後にこれらの基本方針をまとめる形で新しい医療文化の創造を掲げており、常に先を見据えた、その時代に合った医療の在り方を模索している病院なのです。
昭和大学江東豊洲病院の概要:沿革
ではこの昭和大学江東豊洲病院がどのように始まり、どういった移り変わりを経てきたのか、その沿革についてもご紹介していきます。
まず2010年に豊洲地区における病院整備および運営に関する協定書を江東区と締結し、新病院の設立と整備に向けて本格的に動き始めました。
その後2013年に病院名を昭和大学江東豊洲病院とし、翌2013年に許可病床300床で開院し、同時に東京都認定の救急医療機関と同指定の災害拠点病院にもなりました。
2015年にはさらに許可病床300床の8A病棟が開棟し、東京都指定二次救急医療機関と周産期連携病院としても指定されています。
2016年には許可病床303床の8B病棟開棟、2017年には地域医療支援病院承認とICU病棟の6床増床を果たし、2018年には東京都難病医療協力病院にも指定されたのです。
令和の時代になっても増床をおこなうなど受け入れ体制の整備を進め、2020年には病院機能評価認定と地域周産期母子医療センターの認定も受けました。
そして2021年には卒後臨床研修評価認定もされ、基本方針にもある医療人の育成とその研修プログラムなどの地道な努力が実を結んだ結果になったわけです。
●所在地:東京都江東区豊洲5-1-38
●診療時間:初診 8時30分~14時00分/再診 8時30分~17時00分
●休診日:創立記念日(11月15日)・年末年始(12月29日~1月3日)
●アクセス:東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲駅」より徒歩約6分
●駐車場:有(有料)
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江東区の昭和大学江東豊洲病院がおこなう取り組みについて
ここからは昭和大学江東豊洲病院がおこなっているさまざまな取り組みをご紹介いたします。
昭和大学江東豊洲病院の取り組み1:クリニカルインディケーター
クリニカルインディケーターとは、実際におこなわれている医療について、さまざまな指標を用いてその質を評価するもので、医療の質向上のための重要な指標です。
昭和大学江東豊洲病院では、診療科別にこのクリニカルインディケーターを公表していて、入院患者数や手術数などの実績を見られるようになっています。
このクリニカルインディケーターですが、従来よくみられる項目だけでなく、昭和大学が独自に選定したものもDPCデータとともに公表しているのです。
その独自に選定した指標が、転倒転落発生率と褥瘡推定発生率で、年度別にまとめたデータを、全国の一般病院の平均値と併せて記載します。
昭和大学江東豊洲病院の取り組み2:働き方改革
以上のように患者さんに対してより質の高い医療の提供を志している一方で、その質の向上に向けて医師の待遇、つまり働き方改革にも積極的に取り組んでいます。
この働き方改革では、医師の長時間労働や過重労働などの軽減を目的としています。
具体的な取り組みとしてまず挙げられるのは、時間外の労働を軽減するために、診療等に関しての説明は診療時間内で実施するようにしたことです。
次に「複数主治医制」や「チーム医療制」を導入し、医師1人1人の負担を軽くしたうえで、医療サービスと安全性の向上の実現を目指しています。
もちろんこの場合も主治医が中心となって患者のケアに当たりますが、緊急時で主治医以外の医師が受け持つ場合でも、情報の共有は徹底されているので安心です。
そして業務の共同化を意味する「タスクシフト・シェア」を推進しているのも取り組みのひとつ。
医師の業務の一部を看護師や薬剤師などの他の業種に移管することで、医師の労働時間の短縮に努めています。
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江東区の昭和大学江東豊洲病院の診療内容
昭和大学江東豊洲病院は診療科目ごとに9つのセンターに分けられており、さまざまな診療が可能です。
ここでは昭和大学江東豊洲病院の診療科とその診療内容についてご説明いたします。
診療科1:消化器センター
消化器センターには「消化器内科」と「消化器外科」があり、食道・胃・小腸などの消化管や肝臓・すい臓などの実質臓器に関するすべての疾患へ対応しています。
その柱となるのが内視鏡検査で、苦しくない快適な内視鏡検査を志していて、安全性の高い鎮痛剤や次世代内視鏡システムを使用しています。
診療科2:循環器センター
2つめの循環器センターには「心臓血管外科」と「循環器内科」があり、心臓血管外科では狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症などの疾患に対応しています。
循環器内科では不整脈や心筋症、虚血性心疾患などの診療をおこなっており、ほかの診療科と同様に医学博士・日本内科学会総合内科専門医などの資格を持つ医師が担当してくれます。
診療科3:脳血管センター
3つめの脳血管センターは、外科手術を必要としない診療全般を担当する「脳神経内科」と、外科的診療をする「脳神経外科」からなる診療科です。
このセンターでは緊急時に備えて、24時間365日対応できる体制をとっています。
診療科4:救急センター
4つめの救急センターは「救急診療科」単独で構成されているセンターです。
ほかの部署と連携して入院治療が必要な救急を中心とした救急診療を担当し、応急的な措置後に専門的な診療に移ります。
診療科5:こどもセンター
5つめには「小児内科」と「小児外科」が入るこどもセンターがあります。
計20名の医師が所属しており、垣根を越えて小児の包括的な診療に取り組んでいます。
診療科6:周産期センター
6つめは「産科」「新生児科」「婦人科」からなる周産期センターです。
地域周産期母子医療センターの指定を受けており、江東区で唯一新生児集中治療室が設置されています。
診療科7:食道がんセンター
7つめの食道がんセンターは、2020年に開設された比較的新しい科です。
開胸手術ではなく胸腔鏡手術を主体としているのが特徴で、年間100例以上の手術数を維持しています。
診療科8:内科系診療センター
8つめとなる内科系診療センターには「内科」を初めとし「皮膚科」や「精神科」など、さまざまな診療科が集まっています。
また放射線に関する「放射線治療科」や「放射線診断科」、リハビリや診断に関する「リハビリテーション科」と「臨床病理診断科」なども含まれており、総合的な内科診療が可能です。
診療科9:外科系診療センター
内科同様に、9つめの外科系診療センターにも「呼吸器外科」や「整形外科」「眼科」など、外科に関する多種にわたる科が含まれています。
また「集中治療科」と「一般救急外科」もここに含まれており、緊急を要する手術などもおこなわれています。
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まとめ
江東区にある昭和大学江東豊洲病院は、昭和大学が運営する病院のうちの1つで、まごころの医療を理念の最初に掲げている病院です。
最新の医療設備と多くの病床を持ち、江東区の医療において重要な役割を担っています。
またさまざまな認定や指定を受けていて、患者だけでなく医療関係者のなかでも評価が高い病院なのです。
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