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墨田区にある東京都リハビリテーション病院とは?概要や診療科をご紹介

カテゴリ:ROOTS見聞録

墨田区にある東京都リハビリテーション病院とは?概要や診療科をご紹介

東京都墨田区に引っ越しを検討している方のなかには、東京都リハビリテーション病院に興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住まいを決める際に、東京都リハビリテーション病院の診療科や利用方法を知るのは重要です。
この記事では、東京都リハビリテーション病院の概要や診療科、利用案内などをご紹介しますので、引っ越し前に読んでみてください。

東京都墨田区にある東京都リハビリテーション病院の概要

東京都墨田区にある東京都リハビリテーション病院の概要

墨田区堤通にある東京都リハビリテーション病院は、リハビリテーションをメインに手掛けています。
公設民営方式により運営しており、墨田区周辺地域の方も利用する病院です。

東京都リハビリテーション病院の運営理念と経営方針

リハビリテーションにより患者さんの人生を充実するとともに、福祉と介護の連携の推進を運営理念としています。
病気やけがなどで失いかけた希望や生きる喜びを、再び抱けるようにサポートするのも目的です。
東京都のリハビリテーション医療の中核を担う活動を基本方針としています。
高度で専門性の高いリハビリテーション医療の提供にくわえ、そのための研究活動とスタッフの育成および教育研修もおこなう施設です。

東京都リハビリテーション病院の沿革

1982年に東京都が定めたリハビリテーション医療の長期計画に基づき、東京都リハビリテーション病院は設置が決まりました。
1987年に着工し、1990年には89床、翌年には165床でフルオープンしたのが始まりです。
計画段階から公設民営方式での運営を定めており、開院当初から社団法人東京都医師会が管理運営受諾者としてかかわっています。
病床再編により、2014年からは一般病床が34、回復期病床を131に拡充し、介護保険を利用した長期療養が可能です。
2016年からは365日リハビリテーションも実施しており、休日も機能回復訓練をおこなっています。

診療実績とスタッフの概要

2021年の入院患者は、脳疾患に起因する方が59.4%、整形外科疾患が26.5%です。
診療科別の割合は、リハビリテーション科が81.7%、整形外科およびリウマチ科が18.3%になっています。
地域別では、墨田区にくわえ、葛飾区や足立区、江戸川区の方が中心です。
退院後は自宅へ戻る方が76.7%にのぼるのにともない、在宅生活に役立つ専門スタッフを多く配置しています。
作業療法士や理学療法士がそれぞれ30名以上おり、言語聴覚士も10名以上活躍中です。
さらに、6名の医療ソーシャルワーカーが、退院後の患者の社会復帰や家族を支えています。

●所在地:東京都墨田区堤通2丁目14番1号
●アクセス方法:東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」より徒歩7分

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墨田区の東京都リハビリテーション病院の診療科

墨田区の東京都リハビリテーション病院の診療科

東京都リハビリテーション病院は、診療とリハビリ、看護などの部門があります。
それぞれの部門が連携して診療をおこなっており、入院患者はもとより、再診の方に対応する仕組みです。

診療部門の中核をなすリハビリテーション科

診療部門は、リハビリテーション科のほかに整形外科・リウマチ科と泌尿器科、歯科などの診療科により構成しています。
リハビリテーション科は、疾患の診断から機能回復訓練のメニュー作成業務までを担当する部門です。
近年では、脳疾患を発症したあとの認知機能の低下による高次機能障害が問題になっています。
そこで、作業療法などにくわえ、心理療法なども訓練メニューに取り入れる研究活動を実践中です。
リハビリテーション科では、一般病院の患者の受け入れなど、専門性の高い診療科として地域医療の中心的役割を果たしています。

理学療法など複数の手法を駆使したリハビリ部門

東京都リハビリテーション病院のリハビリ部門の診療科は、理学療法のほか作業療法や言語療法、心理療法などによる構成です。
生活に欠かせない基本的な運動機能を取り戻すための筋肉強化や義肢装具を装着した方の適合チェックや訓練、高次機能障害の認知機能を向上する訓練も手掛けます。
自宅での日常生活を取り戻す目的で、家族への介助指導や自宅のバリアフリー化の助言も担当です。
また、教育機関として新人の理学療法士を受け入れており、研修生の理解力に応じた挫折しにくい研修環境を整えています。
同時に、理学療法士を目指す実習生や他の医療機関からの研修生も積極的に受け入れるほか、診療科内での研修会も開催中です。

リハビリテーションの一翼を担う看護部門

東京都リハビリテーション病院の看護部門は、一般的な病院とは異なり、リハビリの一環とした位置づけになっています。
夜間の排泄支援に「眠りスキャン」を導入し、おむつを外すなど夜間失禁をなくす方針が特徴です。
退院後に自宅で暮らすには、欠かせない取り組みであり、患者本人はもちろん、家族の負担軽減にも役立っています。
救急患者への対応がなく、看護師と介護福祉士が一緒に働く環境です。
介護に関する専門看護師や認定看護師も多く在籍し、資格の取得を支援する制度も導入しています。

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墨田区にある東京都リハビリテーション病院の利用案内

墨田区にある東京都リハビリテーション病院の利用案内

東京都リハビリテーション病院への入院は、医師の紹介状がある方が対象です。
そのほか外来やお見舞いなど面会に行く際にも決まりがあり、一部ですがご案内します。

入院する際の手続きの概要

脳疾患や大腿骨骨折などによる入院は、外来診察中に医師が判断した場合を除き、原則として、墨田区近郊の医療機関からの紹介状が必要です。
毎日開催している入院判定会により判断し、入院する方には紹介した医療機関を通じて連絡します。
2021年は、入院申し込みから66.1%の方が2週間以内に入院しており、発症からトータルすると約1か月が目安です。
入院当日は、健康保険証や入院申込書などの必要書類をそろえて、入退院受付に午前9時までに出掛けます。
外来の診察中に医師が判断した場合は、東京都リハビリテーション病院からご家族に連絡する仕組みです。
手続きが完了すると病棟の看護部門に担当が変わり、院内を案内します。

外来診療は地域医療との連携を重視

東京都リハビリテーション病院は、外来診療も墨田区近郊の医療機関からの紹介予約制です。
退院後はかかりつけ医の担当に戻す方式を採用しており、医療機関の役割を重視しています。
外来予約をする際は、予約専用電話からおこないますが、初診日には20分前までに来院しなければなりません。
脳疾患や大腿骨骨折などレントゲンなどの検査画像がある場合は医師から借り受け、紹介状とともに持参します。
診察後は、自動的に次の診察予約を案内する仕組みです。
多くの医療機関同様、東京都リハビリテーション病院も外来は再診の方が多くなっています。
家庭でも継続して取り組めるメニューなどを実践するなど、通院の短期化による患者と家族の負担軽減も目指しましょう。

面会する際の注意点

通常は入院している方へのお見舞いができますが、コロナ感染症対策として現在は受け付けていません。
入院する際にも案内しますが、洗濯物の受け渡しなどは、毎日7時30分から20時30分まで1階総合受付にて対応中です。
また、病状や退院する際の説明など、医師からご家族に来院を要請するケースもあります。
基本的にご家族の来院は1名のみを受け入れており、マスクの着用と手指の消毒が来院時の条件です。
複数名で話を聞きたいときは、事前に相談するなどしましょう。

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まとめ

墨田区にある東京都リハビリテーション病院は、公設民営方式のリハビリテーション診療の中核病院です。
地域医療との連携を重視する観点から、入院や外来診療は、紹介予約制を導入しており、診察するとともに人材育成業務にも取り組んでいます。
退院後の生活をサポートするため、専門性の高いスタッフが活躍中です。


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