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墨田区にあるすみだ郷土文化資料館とは?フロア詳細や見どころをご紹介

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墨田区にあるすみだ郷土文化資料館とは?フロア詳細や見どころをご紹介

墨田区に引っ越しをご検討中の方に、ぜひご紹介したい施設があります。
引っ越しに際しては、周辺施設の情報を知っておくと、住み心地も良くなるでしょう。
この記事では、墨田区にある「すみだ郷土文化資料館」の概要と、フロアの詳細や見どころなどをご紹介します。

墨田区すみだ郷土文化資料館の概要

墨田区すみだ郷土文化資料館の概要

隅田川が近くを流れる「すみだ郷土文化資料館」は、墨田区の文化や歴史、伝統が学べる地域博物館です。
まずは概要をご紹介します。

リニューアル

1998年(平成10年)に、学術研究を発信する場として開館しましたが、2022年9月に施設を閉館して、大規模な修繕工事がおこなわれました。
修繕工事の概要は老朽化した配管や空調設備、照明などを新調して、再オープンに合わせて外観の一部や内装などもリニューアルされています。
バルコニーと入口の外壁には、浮世絵をモチーフにした装飾画などを配置して、地域の文化や歴史が感じられる外観です。
また、開催中の展示物などが紹介できる大型サイネージが設置され、館内エントランスにも大型モニターで展示資料が画像で紹介されています。
2023年3月29日の再オープンの際には、天井照明がLED化され、館内もとても明るくなりました。

ロゴマーク

墨田区内にキャンパスがある、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートと連携して、同館の新たなロゴマークや外壁の装飾画などが作成されました。
またこれに合わせて、1階の常設展示室内に設置されていた、時代区分ごとの説明展示パネルも見やすいデザインに更新されました。
この作業も、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートと連携しておこなわれました。

再オープンにあたり企画展を実施

企画展の「すみだの歳時記-春から夏へ-」は、浮世絵や寺社資料などを通して、江戸や東京にある春から夏にかけての行事や祭礼が紹介されています。
そして特集展示「すみだの和歌と漢詩」では、在原業平が平安時代前期に、隅田川にちなんだ和歌と漢詩が展示されています。
約7か月にわたる、大規模な修繕工事を終えリニューアルした、墨田区にある「すみだ郷土文化資料館」で歴史を身近に感じてください。
観覧料は個人の方は100円、団体(20人以上)の方は80円です。
中学生以下や、身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方は無料です。

●所在地:東京都墨田区向島2丁目3番5号
●開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
●休館日:月曜日(祝日に当たるときは翌平日)、毎月第4火曜日、年末年始(12月29日~1月2日)
●アクセス方法:都営浅草線「本所吾妻橋駅」より徒歩8分、都営バス「言問橋」バス停下車徒歩2分

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墨田区すみだ郷土文化資料館のフロア

墨田区すみだ郷土文化資料館のフロア

施設の概要としては、地上5階と地下1階の建物で、延面積はなんと1,520.99㎡もあります。
この「すみだ郷土文化資料館」は、地下1階には受水層や倉庫があり、4階、5階は事務室や特別収蔵庫と展示準備室です。
1階から3階までが展示フロアになっていて、それぞれテーマやコーナーがあります。
各フロアのテーマやコーナーを詳しくご紹介します。

1階

展示スペースは113.63㎡の広さで、墨田の歴史がわかるフロアです。
常設展示「すみだのあゆみ」と、すみだライブラリーやミュージアムショップがあり、墨田の歴史とゆかりのある人物などが紹介されています。
原始や古代から現代に至るまで、常設展示「すみだのあゆみ」で学べるでしょう。
そしてすみだライブラリーでは、墨田区の歴史や文化などの基本的な図書が用意されているコーナーと、墨田区無形登録文化財保持者を撮影したビデオなどが見られるコーナーもあります。
また、区や区教育委員会が発行した刊行物が置かれており、いつでも手に取って読めるのです。
さらにこの刊行物は、ミュージアムショップで購入できるため、記念になるでしょう。

2階

展示スペースは229.85㎡の広さで、隅田川のフロアです。
「墨堤のにぎわい」コーナーと、特集展示「すみだの風光」コーナー、常設展示2「近代すみだと隅田川」コーナーがあり主に隅田川に関することが紹介されています。
「墨堤のにぎわい」コーナーには、ジオラマ模型があり、再現されているのは花見でにぎわう明治末年の墨堤です。
特集展示「すみだの風光」コーナーは当館収蔵資料を中心に、歴史や文化に関わる資料が紹介され、折々にテーマを替えながら展示されています。
常設展示2「近代すみだと隅田川」コーナーでは、毎年3月後半から8月初旬までが隅田川レガッタ、8月中旬から翌年3月中旬までは東京大空襲に関する展示が中心です。
東京大空襲の展示では、空襲体験者の体験をもとに描いた絵が展示されています。
1945年3月10日の東京大空襲では、約10万人以上が犠牲になり、隅田川流域はその被害の中心地でした。
空襲時の写真は極めて少なく、被災者の記憶をもとに描いた体験画は空襲の貴重な資料です。

3階

展示スペースは92.15㎡の広さで、企画展示・常設展示3「伝統工芸」のフロアとなっています。
3階は、設定したテーマで年に数回の企画展や特別展が開催され、常設展示とは異なる角度の地域の歴史や文化を見直す展示が特徴です。
また、この企画展示が開催されない期間は、「すみだ粋の世界」のテーマで墨田区無形登録文化財保持者の作品が展示されています。

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墨田区すみだ郷土文化資料館の見どころ

墨田区すみだ郷土文化資料館の見どころ

約7か月の大規模な修繕工事が終わり、2023年3月29日に再オープンした「すみだ郷土文化資料館」には、さまざまな見どころがあります。
おすすめしたいのが外壁と、常設展示「すみだのあゆみ」、そして墨堤のにぎわいです。
それぞれの見どころを、詳しくご紹介します。

外壁

外壁は、墨田区内にある千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートと連携して作り上げられました。
浮世絵をモチーフにした、さまざまな装飾画やバナーが飾られた外壁です。
外壁には、学生たちのエネルギーと、地域の文化や歴史を身近に感じてほしいとの思いが込められています。

常設展示「すみだのあゆみ」

「すみだのあゆみ」は、原始・古代から現代に至るまでの歴史を学べます。
もともと墨田区は、南部の「本所」と北部の「向島」と呼ばれる二つの地域に分かれていて、それぞれが別の歴史を歩んできました。
向島は、古墳時代以後に人々が暮らし始めて、原始・古代以来の歴史を持つ地域です。
一方、「本所」は江戸時代初期に開拓された地域で、当初から都市として発展しました。
文献資料や絵画、考古遺物などを通して墨田区の歴史の流れと、各時代の特徴が紹介されています。
普段では見る機会が少ない貴重な実物資料を直接見られ、歴史好きにはたまらないでしょう。

墨堤のにぎわい

墨堤のにぎわいでは、墨堤植桜の歴史など、桜に関する資料が展示されています。
また、墨堤に生まれ育った文人や、この地に惹かれて移り住んだ方々に関わる資料も展示されています。
さらに照明と音響で臨場感があふれる演出とともに、コンピューターマルチメディアソフト「墨堤そぞろ歩き」も組み込まれているのです。
そのため画面のなかで、さまざまな模型の登場人物が話していて、あたかも当時の墨堤を歩くような体験ができます。
現代のテクノロジーを活用して、当時の墨堤を感じる不思議な体験は、ここでしか味わえないでしょう。

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まとめ

「すみだ郷土文化資料館」は、墨田区の文化や歴史、伝統が学べる地域博物館です。
1998年に学術研究を発信する場として開館すると、2022年9月に施設を閉館して大規模な修繕工事がおこなわれました。
約7か月にわたる大規模な修繕工事を終え、リニューアルした「すみだ郷土文化資料館」で歴史を身近に感じてください。


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