江東区に引っ越しをお考えの方で、花の天神様と呼ばれている亀戸天神社があるのをご存じでしょうか?
今回は四季折々に鑑賞できる花まつりや月ごとにおこなわれる行事など、見どころ満載な亀戸天神社の概要をご紹介します。
ちょっとした散歩や気分転換にも利用できる神社なので、お近くにお引っ越しの際にはぜひ足を運んでみてください。
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江東区にある亀戸天神社の概要
亀戸天神社は、下町の天神さまとして多くの方に親しまれている神社です。
東宰府天満宮や亀戸宰府天満宮とも呼ばれており、福岡にある太宰府天満宮を本社としています。
ここでは亀戸天神社の概要についてご紹介します。
亀戸天神社の概要~由緒とご縁起~
東宰府天満宮や亀戸宰府天満宮と呼ばれる本神社は、福岡の太宰府天満宮に祀られている菅原道真公(天満大神)がご祭神です。
天保3年(1646年)に太宰府天満宮神官であった菅原大鳥居信祐が神のお告げを聞き、全国へ菅原道真公の信仰を広めました。
お告げは「かふたちて さかふる梅の 若枝かな」でかふは十を、かふたちとは「株立ち」と書き1本の根株から叢生する草木を指し、株は太宰府天満宮を指します。
太宰府天満宮から十本の若い枝を伸ばすようにと信託を授かりました。
菅原道真公ゆかりの飛び梅の枝で天神像を作り出し全国を渡り歩き、江戸・本所亀戸村にある小さな天神様の祠に祀ります。
当時、本所亀戸村は江戸の大半を焼き尽くしたとされる大災害・明暦大火による復興開発事業の土地とされていました。
菅原道真公を篤く信仰していた四代将軍・徳川家綱は、天神像を鎮守の神様として祀るよう現在の社地を寄進しました。
寛文2年(1662年)10月25日に太宰府天満宮の社にならって社殿や回廊を作り、現在までの約350年以上、東宰府天満宮として崇敬されています。
もともとは福岡にある太宰府天満宮に対し、東にある宰府として東宰府天満宮や亀戸宰府天満宮と呼ばれていました。
明治6年に東京府社となったため亀戸神社へと、昭和11年に現在の名称「亀戸天神社」となりました。
藤まつりが開催されている時期は、藤の花が見頃の際にライトアップがされています。
12月31日は午前6時に開門、1月1日は21時頃(参拝状況による)に閉門します。
梅まつり・藤まつり・菊まつり開催期間は、駐車場が大混雑する可能性があるため、公共交通機関の利用をおすすめします。
●所在地:東京都江東区亀戸3丁目6番1号
●アクセス方法:総武本線「亀戸駅」より徒歩12分、バス「亀戸天神前」バス停下車徒歩1分
●御本殿の開門時間:6時~17時(神社境内へは24時間お入り頂けます)
●駐車場:8時~17時(無料開放)
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江東区・亀戸天神社の見どころ
境内には太宰府天満宮に倣って造られた太鼓橋や神牛、菅原道真公の学問の師が祀られている御嶽神社など、見どころがいくつもあります。
参拝してから20分程度で境内を廻れますが、見学したい場所や目的によって所要時間は変わるため、参拝前に一度境内マップを確認しておきましょう。
太鼓橋・心事池
入り口にある赤い鳥居をくぐった先の赤いアーチ状の橋が太鼓橋(男橋)、男橋から境内へ進んでいく途中にある橋が太鼓橋(女橋)と呼ばれています。
男橋と女橋の間は平坦な道が続いていますが、この道も橋の一つとされています。
境内を流れている心事池に架かっている3つの橋は過去(男橋)・現在(平橋)・未来(女橋)を示しており、人間の一生に見立てた三世一念の理に基づき造られました。
この3つの橋を渡りながら身を清め、御神前へと進みます。
平橋の途中には弁天社があり、海など広く水をお守りする神で寛文5年7月に祀られました。
もともとは志賀社と呼ばれていましたが、藤の花や太鼓橋などで神社が有名になると、心事池に祀られている志賀社を当時の文人が上野不忍池に見立てて弁天堂と称しました。
そののち、現在の弁天社と呼ばれ福徳福智、芸能成就の神様として信仰されています。
神牛
3つの太鼓橋を通り本殿へ向かうと、左側にあるのが神牛です。
神牛に触ると病が治り、知恵が授かると言い伝えられているため、参拝者から親しく触れられてきました。
なぜ牛なのか、それは菅原道真公は牛に縁があると伝えられているためです。
903年2月に菅原道真公は亡くなり遺体を牛車で運んでいましたが、牛車が途中で動かなくなり、その場所に太宰府天満宮が建てられました。
亡くなった903年も丑の年であり、牛に縁があるとされ、天満宮では牛が神の使いとされています。
御嶽神社
本殿左側には御嶽神社があり、火災除・雷除・商売繁盛・開運の神様である菅原道真公の学問の師、天台宗・法性房尊意が祀られています。
寛文9年(1669年)に大宰府御嶽山より勧請されて建立されました。
法性房尊意は天慶3年(940年)2月、卯日の卯の刻に亡くなったとされているため、春を迎える卯の神として崇敬されています。
そのため正月の初卯・二の卯・三の卯では、卯槌や卯が描かれた神札が配られます。
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江東区・亀戸天神社でおこなわれている祭り
亀戸天神社は花の天神様と呼ばれているように、境内に植えられているさまざまな花が季節ごとに咲き誇り、多くの方を魅了する神社です。
代表的な梅まつり・藤まつり・菊まつりを始め、8月におこなわれる例大祭・献灯明や春の大祭と言われる神忌祭など多くの祭りが催されています。
花まつり
梅まつりは2月上旬から3月上旬に開かれ、どなたでも参列できる祭りです。
境内には300本を超す紅白の梅の花が植えられており、春が近づくと一斉に咲き始めます。
祀られている菅原道真公もとくに梅の花を好んだと伝えられており、詠まれた和歌には梅の花が多く登場しています。
藤まつりは4月中旬から4月下旬の短い期間に開かれ、どなたでも参列できる祭りです。
50株以上ある藤の花が4月中旬から一斉に咲き始め、東京一の藤の名所として多くの方が訪れます。
心事池に写る姿や藤の花の香り、夜の境内で灯りに照らされる花房の姿は多くの方を魅了するでしょう。
藤まつり開催時は露店も多く出店されているため、小さなお子さんも下町の雰囲気が楽しめます。
菊まつりは10月下旬から11月下旬に開かれ、どなたでも参列できる祭りです。
本殿の正面を取り囲むように菊が展示され、参拝に訪れた方の目を楽しませてくれます。
菅原道真公は菊の花も好んでおり、梅の花同様多くの和歌を詠まれました。
神忌祭
神忌祭は、例年3月25日に催されているお祭りです。
菅原道真公の命日である旧暦2月25日に、氏子や近隣の子ども達が松明を持ち道真公の御神霊を奉持した絹垣の周りを守りながら境内を巡ります。
松明をかざしながらおこなう祭りのため松明祭りとも呼ばれ、8月に催される例大祭・献灯明に対する春の大祭と言われています。
例大祭・献灯明
例大祭・献灯明は例年8月下旬に催され、一般の方も参加可能です。
例大祭は年間で一番重要なお祭りで、お囃子の音と神輿の担ぎ手が掛け声を響かせながら、街を神輿と曳太鼓が練り歩きます。
氏子や町内関係なく、宮司が国の安泰と繁栄を祈願する祝詞を上げます。
街の神輿が連なって宮入する連合渡御は、祭りを通して最大の賑わいです。
4年に一度の例大祭では菅原道真公の御霊を乗せた御鳳鎌輦(ごほうれん)が氏子町内を巡行します。
例大祭の夜におこなわれる献灯明は、神前から分けられた1,000個以上の提灯が、菅原道真公を守っている証として境内に飾られる祭りです。
例大祭では賑わいを見せていた亀戸天神社ですが、献灯明では境内は静寂に包まれ心事池に写る提灯の姿を多くの方が鑑賞しに訪れます。
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まとめ
江東区にある亀戸天神社は、花の天神様と呼ばれ菅原道真が祀られている神社です。
花の天神様と呼ばれるように、四季折々に梅や藤・菊が咲き誇り参拝客が多く訪れます。
神忌祭や例大祭・献灯明など月ごとに祭りが催され、どなたでも参加できますので、お近くに住まわれる際には散歩がてら散策してみてください。
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