江東区にある江東病院は、東京都災害拠点病院にも指定されている総合病院です。
地元住民の要望に応える形で創立されて以来、地域医療を支えてきた重要な医療機関です。
そこでこの記事では、江東病院の概要や診療部門についてご紹介します。
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江東区にある江東病院の概要
江東病院は、江東区の地元住民からの要望に応え昭和30年に創立されました。
創立以来、中核的総合病院として地域に密着した医療を提供し続けています。
江東病院の理念と基本方針
江東病院では、3つの理念を掲げています。
●親切で誠実な医療を提供する
●職員同士良いチームワークを図る
●医療の質の向上を目指す
そして「患者さんの権利」として、十分な信頼関係を築きながら患者を尊重した医療を提供しているのも江東病院の特徴です。
たとえば、一人ひとりの価値観などを尊重した医療を提供するため、患者の希望や意見を十分に確認します。
また、治療方法などの説明や情報提供を通じて患者自らが選択する権利があるとも定めているのが特徴です。
●所在地:東京都江東区大島6-8-5
●診療時間:9時~12時、13時~16時30分
●休診日:日曜日、祝日、第2土曜日、年末年始
●アクセス方法:都営地下鉄新宿線「大島駅」より徒歩約1分
●駐車場:あり(立体駐車場25台、平置駐車場8台)
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江東区にある江東病院の診療部門
江東区にある江東病院にはさまざまな診療部門があり、多数の医師、看護師、薬剤師、理学療法士などが在籍しています。
おもにどのような診療部門があるのか、診療内容や特徴とともに見ていきましょう。
看護部
急性期医療に対応した総合病院として、患者に寄り添った看護の提供を目指しています。
また、看護職員が生き生きと働ける職場環境作りにも力を入れており、専門職業人としてキャリアアップできる体制を整えているのも特徴です。
薬剤部
薬剤部には24名の薬剤師が在籍しており、「調剤」と「病棟」の2チーム体制で医薬品の適正管理をおこなっています。
たとえば、バーコード認証により薬の誤投与防止や、チェックシート・薬歴簿による投薬管理など、ミスを防ぐ体制が整っています。
また、市販の製品では十分な効果が得られない症例に対応するため、病院独自の処方をおこなうのも薬剤部の役割です。
調整方法を十分に検討したうえで、患者のニーズに合う製剤品を提供しています。
患者支援センター
患者支援センターは、2021年に新設されました。
患者の受け入れ段階から退院後まで、途切れることなく安定した医療を提供することを目的としています。
医師や看護師のほか、医療ソーシャルワーカー、事務職員などが連携してさまざまな業務にあたっています。
通院・入院中の患者はもちろんのこと、家族の社会的・経済的・心理的問題に関わる相談も受け付けているため、治療にあたり不安な事柄があるときには利用してみてはいかがでしょうか。
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江東区にある江東病院の診療科
江東区にある江東病院には、23の診療科・専門外来が設置されています。
おもにどのような診療科があるのか、診療内容や特徴とともに見ていきましょう。
総合診療科
総合診療科は、どの専門診療科で受診すべきかわからない患者を対象としています。
経験豊富な医師による診療のもと、適切な専門診療科へつなぐ役割も果たしているのが特徴的です。
江東区のなかでも高齢化が進んでいる地域にあるため、高齢者医療に対する需要は高まっていると考えられています。
また、糖尿病患者も増加傾向にあり、既往歴や生活環境に応じた治療方法が欠かせません。
総合診療科では、このような地元住民のニーズに応える診療を実施しています。
外科
江東病院では、消化器がんや良性疾患、救急疾患など、一般外科全域を得意としています。
科学的根拠に則った治療を原則としており、がん治療についてはガイドラインを基本方針としているのが特徴です。
一般社団法人National Clinical Databaseにも参加しており、日本全国の手術情報を集計・分析することでより高品質な医療の提供を目指しています。
内科
江東病院には、6つの内科部門の専門診療科があります。
消化器内科
消化器内科では、9名の常勤医がほぼすべての消化器疾患に対応しています。
さらに、外科と連携しながら垣根のない診療を可能としているのも特徴です。
呼吸器内科
肺炎といった急性期疾患はもちろんのこと、ぜんそくなどの慢性期疾患の憎悪や肺がんに対する化学療法など幅広い疾病に対応しています。
最新の知見に基づいた診療に努めており、外科対応が必要なときには近隣の医療機関とも連携した治療を進めているのが特徴です。
循環器内科
2002年に新設された循環器内科では、近隣の医療機関と連携してPCI、PTA、ペースメーカー、カテーテルアブレーションなどの治療をおこなっています。
また、短時間で撮影できる80列超高速ヘリカルスキャンCT装置を導入しています。
これにより、通常の検査での異常や自覚症状はない冠危険因子を有する患者に対する、疾病の早期発見につなげているのが特徴です。
腎臓内科(血液浄化センター)
生活習慣病の増加にともない、慢性腎臓病の患者も増加傾向にあります。
腎臓病は心血管疾患との合併症にいたることも珍しくなく、全身症状とともに診療することが大切な臓器です。
そこで、腎臓病を正確に診断するとともに、病状の進行を阻止し、必要に応じて透析療法や血液浄化療法をおこなっています。
江東病院は4名の常勤医が在籍しており、日本腎臓学会、日本透析医学会の研修施設にも指定されています。
脳神経内科
脳神経内科では、脳梗塞などの神経救急疾患や、感染症・頭痛・てんかんなどの一般的な神経疾患まで幅広く診療にあたっています。
地域の医療機関と連携し、外来によるトータルケアを目指しているのが特徴です。
糖尿病内科
糖尿病外来では、治療経験豊富な医師による治療をおこなっています。
食事治療が中心で、月1回の糖尿病学級を通して栄養指導などをおこなっています。
また、外来治療が難しい場合には入院プログラムを実施するなど、個々の患者に合った治療をおこなっているのが特徴です。
そして、糖尿病を起因とする合併症に対しては各専門医師が治療をサポートしており、生活習慣病や内分泌疾患にも対応した診療をおこなっています。
小児科
江東病院は、江東区でも数少ない小児科の常勤病院です。
地域の小児科医院と連携して二次医療も担っており、子どもたちの治療や健康増進に力を入れています。
一般診療のほか、予防接種や乳幼児検診、神経外来、心臓外来などもおこなっており、症状緩和のための短期入院にも対応しています。
健診・人間ドック
江東病院では、病気の早期発見を目的として健診・人間ドックも実施しています。
江東区の健診や企業健診、通常健診の追加オプション検査も可能です。
区の健診での利用をご希望の方は、江東区から送られる受診券をご確認のうえでお申し込みください。
人間ドック
人間ドックは、年に一度は健康診断を受けたいという方におすすめのコースです。
基本プランなら半日で総合的な検査を受けられます。
また、オプション検査も豊富にそろっているため、気になる症状に合わせて受診してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
江東区周辺にお住まいの方へおすすめの、江東病院をご紹介しました。
かかりつけ医では対応できないような二次医療にも対応している総合病院です。
健診や人間ドックも実施しているため、江東区にお住まいの方はぜひ利用してみてください。
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