賃貸の防水パンとは、水漏れなどを防いでくれる大切な設備です。
しかし物件によってサイズが異なる場合があり、選ぶ洗濯機によっては設置できないケースがあります。
そこで今回は洗濯機設置で重要となる防水パンをテーマに、チェックポイントや測り方、掃除方法をお伝えします。
賃貸への引っ越しを検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸における防水パンとはどんなもの?
そもそも賃貸に設置されている防水パンとは、どのようなものなのでしょうか?
防水パンとは洗濯機の下敷きのようなもので、四角い形をしています。
洗濯パンとも呼ばれますが、意味合いは同じです。
防水性に優れた樹脂などでできた受け皿のようなものをイメージするとわかりやすいかと思います。
ネジ留めがされているため、基本的には入居者で取り外しできません。
排水管が下にあるため、外してしまうと水漏れなどのトラブルを引き起こします。
またなかには設置されていない賃貸がありますが、その場合は防水パンを設置すると逆に排水不良などを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
防水パンの種類
賃貸で設置されている主な防水パンは、一般的に以下の2種類があります。
●フラットタイプ
●かさ上げタイプ(枠ありもしくは枠なし)
フラットタイプは多くの賃貸で採用されている種類です。
そのためほとんどの洗濯機を置けますが、ドラム式の場合は注意してください。
最近のドラム式洗濯機は乾燥機能だけでなく、さまざまな機能が付いています。
毛布が洗えたり除菌や消臭ができたり、AI(人工知能)が搭載されていたり、洗濯するための家電とは思えない優れた機能性です。
そのため洗濯機もサイズアップしていて、場合によっては設置できない可能性があり、選ぶ際は注意が必要です。
洗濯機売り場やメーカーのホームページに、「どのサイズの防水パンなら設置可能」と記載されているので、購入前にサイズを把握し、設置可能かどうかを調べておきます。
賃貸における防水パンのチェックポイントや測り方とは?
次に賃貸における防水パンのチェックポイントや測り方を見ていきましょう。
賃貸に引っ越す際、カーテンレールから床までの寸法を測ったり、家具を置くスペースを測ったり、さまざまな場所を計測するかと思います。
合わせてチェックしたいのが、洗濯機が置けるかどうかというところです。
1人暮らし向けの賃貸(ワンルームや1Kなど)は、防水パンの大きさもコンパクトなものが多く、場合によっては希望の洗濯機が設置できないかもしれません。
またチェックポイントは防水パンだけでなく、洗濯機を置いた状態を想定する必要があります。
縦型式の洗濯機の場合、上部のふたを開けたとき、壁や棚が干渉しないかをチェックしてください。
ドラム式の場合はドアを開くスペースが十分にあるかなどをチェックポイントとしておさえておきましょう。
適した測り方を知っておくことで、「洗濯機が使えずコインランドリーを使うことになった…」という事態を避けられます。
防水パンの縦と横を測る
まずは防水パンの縦と横を測ります。
賃貸の場合、脱衣所やお風呂場の近くに設置されていることが多いので、内覧時や間取り図などで調べておくのがおすすめです。
縦と横の幅を測り、どのサイズの洗濯機なら設置できるのかをチェックします。
防水パン上部の高さを測る
防水パン上部の高さも大切なチェックポイントです。
賃貸によっては洗濯機置き場に収納スペースがあったり棚が設置されていたりします。
収納スペースや棚があれば、洗剤や柔軟剤をしまっておけて便利です。
しかし洗濯機のふたを開けたとき、場合によっては干渉する可能性があります。
そのため縦型の洗濯機を置く予定の人は、上部の高さもしっかり測ってください。
防水パン前のスペースも測る
ドラム式洗濯機の場合、縦型と異なり開口部が前面にあります。
ドアを開けたり閉めたりするように使うので、前面にある程度の余裕が必要です。
そのため前面のサイズも測っておきます。
また防水パンの横にある壁が原因で、ドアを全開にできないケースがあります。
全開にしなくても洗濯は可能ですが、洗濯物を入れたり取り出したりするときに不便を感じるかもしれません。
そのため防水パンから横の壁まで、どのくらいのスペースがあるのかも合わせてチェックしてください。
運搬経路や距離も測る
防水パンやその周辺の空間だけでなく、洗濯機の搬入口と運搬経路、その距離も測っておきます。
洗濯機は幅の広い大きな家電です。
そのため賃貸の搬入口と運搬経路によっては、家のなかに設置するのがむずかしい洗濯機があります。
どのような洗濯機を選ぶのかをベースに、搬入口の大きさと運搬経路の計測も大切なチェックポイントです。
玄関は入れても防水パンまでたどり着かないと、洗濯機が使用できないので注意してください。
賃貸に設置された防水パンの掃除方法とは?
では賃貸に設置されている防水パンは、どのように掃除すればいいのでしょうか?
具体的な掃除方法やコツを見ていきましょう。
日々のお手入れは乾拭き
日々のお手入れや掃除は、乾拭きがおすすめです。
ハンディモップなどを使えば洗濯機の下を楽に掃除できます。
ハンディモップがない場合は、ストッキングとハンガーで代用可能です。
ハンガーを使いやすい形に変形させ、ストッキングをかぶせれば、ハンディモップと同じように使えます。
静電気を利用してホコリを集める仕組みなので、ハンディモップと同じように使えるのです。
伝線してしまったものや履き古したものは、捨てずにとっておくと掃除に役立ちます。
あらかじめつくっておいて洗濯機の横に吊るしておけば、サッと取り出して乾拭きできて便利です。
汚れがひどい場合
汚れがひどく、ハンディモップやストッキングでは落とせない場合、洗濯機を動かして掃除します。
洗濯機を動かす場合は、コンセントやアース線を抜き、給水ホースも外しておきます。
洗濯機はとても重たい家電なので、少しずつ動かすのがポイントです。
汚れている場所は水拭きするか、薄めた中性洗剤を少し含ませた布で拭き上げます。
1人で動かすと腰などに負担がかかるので、だれかに手伝ってもらうとよいでしょう。
排水口の掃除もおこなう
防水パンの掃除と一緒におこないたいのが、排水口です。
排水口は普段目に見えにくい場所ですが、意外に汚れやすい場所と言えます。
髪の毛やホコリ、ヌメリや一緒に洗濯してしまったヘアピンなどが詰まっているケースもあり、水漏れなど不具合の原因です。
排水ホースを外し歯ブラシなどで髪の毛やホコリ、ヌメリを取り除きます。
ゴミをキャッチしてくれる、ネットのようなものを付けておくとお手入れが楽です。
落ちにくい場合は排水口用の洗剤(パイプクリーナーなど)を使い、一気にキレイにします。
排水口の掃除は月に1度程度おこなうと、キレイな状態を保てます。
防水パンは洗濯機が常に乗っているので、なかなか掃除しにくい場所です。
だからといって掃除をおろそかにしてしまうと、ホコリや汚れが蓄積してしまいます。
ホコリや汚れがたまると除去が大変なので、毎日少しずつ掃除するのがおすすめです。
まとめ
この記事では賃貸における防水パンをテーマに、種類やチェックポイント、掃除方法をお伝えしました。
引っ越しの際は防水パンのサイズだけでなく、搬入口や運搬経路も測るのがおすすめです。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、洗濯機のサイズ違いや水漏れトラブルを防ぎましょう。
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